交渉同席・ボディガードについて

「ネット上で知り合った人にお金を貸して(預けて)返してもらえない」

弊社でご相談をいただく「対人トラブル」(個人間トラブル・男女トラブル)の中で、最も多いのが「金銭トラブル」となりますが、その中でも
〝ネット上で知り合った人にお金を貸して(預けて)返してもらえない〟
というご相談が 非常に多くなっております。

〝ネット上〟とは
⚫︎SNS
⚫︎マッチングアプリ(出会い系アプリ・婚活アプリ)
⚫︎オンラインゲーム等
の順番で多いのですが、中には 一度も会った事もない相手にお金を渡してしまうような人も少なくありません。


①そこでまず 一番の問題となるのが
その相手の住所氏名を把握しているのかどうか?
それは、キチンと身分証で確認しているのかどうか?
という事になります。

②住所氏名を把握していない場合は
相手の何を把握しているのか?
「旧住所」「携帯電話番号」「車のナンバー」などを把握しているのか?
(〝銀行口座〟を把握している事には、ほとんどの場合で意味がありません)

③上記のものも分からない場合は
〝よく現れる場合〟を把握しているのか?
または、これから〝会う約束〟を取り付ける事ができるのか?

という事になりますが、② ③のどちらかが〝YES〟であれば、相手の住所氏名を判明させられる可能性は高いと思います。


単純な金銭貸借であったり、明らかな違法行為(犯罪)でない限り、相手の住所氏名を特定しなければ どうにもこうにもなりません。
よって、この「① ② ③」が全て〝NO〟であった場合は、諦める他なくなる可能性がとても高くなります。

※酷い場合は、これに加えて〝貸している証拠がない〟というパターンもあります。
相手と連絡が取れる状況である(一方通行でも)か、もしくは 相手の居所を判明させて接触する事ができれば、事後であっても頭を使って戦略的に事を運べば 証拠が取れる可能性があるのですが、この状況で〝証拠がない〟のは致命的とも言えます。

「〝お金を貸している〟証拠の取得 /〝事後〟に証拠を取る 」




普通に考えて、リアルな友人知人よりも ネット上で知り合った人の方がリスクが高いので、より慎重に行動しなければならない事は 大前提として頭に入れておくべきだと思います。

〝住所氏名を知らない人〟
(身分証などでキチンと確認していない人)
というのは
〝何も知らない人〟
であるので
「ネット上で知り合った 何も知らない人にお金を貸して(渡して)マトモに返って来るはずがない」
という事になります。

ネット上で知り合った人とお金のやり取りをする場合は、最低限 その相手の〝住所氏名〟はキチンと確認するようにして下さい。

 

 

 

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