交渉同席・ボディガードについて
まず、二つだけお伝えしておきます。
単純な金銭貸借でも 詐欺事案でも、相手に
「〝差押え〟できるもの」(給与所得を含む)
が一切なく、完全に開き直られた場合は、もはや
「上手に〝弱み〟を利用する」
以外に 回収に成功する術はありません。
あと、債務者の家に回収に行った際、その相手に完全に居留守を使われた場合は〝家から出掛けるところ〟か〝家に帰って来るところ〟を捕まえるしか 接触方法がなくなります。
先日
「高校の同級生に1,100万円騙し取られた」
という〝投資詐欺〟案件のご依頼を頂戴致しました。
一銭の配当(返金)もない悪質なのものである上に、相手は
「自転車操業に使ったので、実際には〝投資〟はしていない」
と認めたという事ですので、警察が詐欺事件として被害届を受理してくれる可能性も充分あり得る内容です。
〝学生時代の同級生から1,100万円もの大金を騙し取る〟
という事自体、私にはちょっと考えらませんが
(やたらとしつこく〝マルチ商法〟に勧誘してくるような人はいましたが)
この手のご相談は 意外なほど多いのが実情です。
本件加害者は、手当たり次第に知り合いを騙しているようで、高校の同級生の間でも 自分の地元でも、すこぶる評判の悪い人物のようでした。
病的に虚言癖がある上に、マトモに仕事もしていないので
(30を過ぎて 親のスネをかじって生活しています)
ご依頼者様はもう
〝本人からの回収〟
を ほとんど諦めておられるのですが
〝過去に 息子の詐欺行為の尻拭いをした事がある〟
らしく、地元に根付く形で複数の商売をやっている〝相手の親〟から返してもらうしかないと、考えておられるようでした。
そこで
『その詐欺師の親との交渉に同席してほしい』
というご依頼をいただいたわけですが、一昨日 車で2時間半ほど掛けて 現地へ行って参りました。
現地で ご依頼者様と合流した後に
「親と話すために実家に行っても、その親はインターフォンにも出ず、居留守を使うんですよね」
と聞かされたので
「それは初耳ですが、もし本日も居留守を使われたら、家から出て来るところなり、家に帰って来るところなりを捕まえるしかなくなりますよ」
とお伝えしたのですが、その時点で
「人間のク◯とも言える 末期的な状態まで、本人の〝人間としてのレベル〟が低下している状況である」
と知りました。
※そんな親は滅多にいないので、過去にかなりの人が〝息子の借金の取り立て〟に来ていて、もうウンザリしているという事になると思います
とりあえず 何はともあれ実家に行ってみようという事になったのですが、実家に着いて更に 事態の深刻さを目の当たりにする事になります。
かなり大きな家なのですが、家の周囲をまんべんなく照射するように、見た事もないような強烈な光量の 巨大な〝人感センサーライト〟を四つも五つも設置していて、その上に 〝暗視機能付き防犯カメラ〟を 家の周囲を取り囲むように 六つも七つも設置しています。
一般の家で こんなに厳重な警備(?)を敷いているのを初めて見ましたが、ご依頼者様から
「過去に相当な数の〝取り立て〟を受けているので、取り立てに来る人を威嚇するための意味合いと、詐欺師本人も 自分のスマホでリアルタイムで実家の防犯カメラの映像を見る事ができるので、親に対して〝この人は取り立てだから無視してくれ〟と伝えるためのものです」
と これも初めて聞かされたのですが、この狂気じみた家を見た瞬間に
「あっ、この親も 普通の人ではないのだな」
と悟りました。
※長年この仕事をやらせていただいている中で、本当に
「この親にしてこの子あり」
という事は、様々な場面で痛感させられます。
もう辺りは暗くなっていたので、窓越しに家の中の人の動きが丸見えだったのに、何度インターフォンを鳴らしても居留守を使って応答しないので、仕方なく 詐欺師本人の家にも行ってみたのですが、電気が煌々と灯っているにも関わらず 完全に無視をされました。
時間的にも もうその時間から出掛ける可能性はほとんどなく
(周辺にコンビニもないような田舎です)
一昨日はもう〝直接交渉〟を諦めざるを得なかったので、作戦を大きく切り替えました。
詐欺師と その親の両方に
「〝無視をするわけにはいかない内容〟の文書」
を書いていただく事にし、その〝文言〟をその場で考えさせていただき、ご依頼者様に コンビニで購入したレポート用紙に書いていただきました。
その文書の対する回答期限を〝一週間後〟と定めたので、とりあえずそれを待つ事になるのですが、まず間違いなく 何らかのリアクションはあると思います。
(リアクションせざるを得ないと思います)
ここからは余談になります。
東京近県とはいえ、ほとんどご依頼をいただいた事のない かなりの〝奥地〟だったのですが、偶然にもつい10日ほど前に、その〝現場〟のそばで飲食店を営んでいる別の方から
〝弊社での面談相談の上でのご契約〟
を頂戴しておりました。
※偶然にも、全く同じような内容 同じような金額の〝投資詐欺〟案件だったのですが、加害者は別人物のようでした。
私は〝トラブルを解決させていただいた方〟で仲良くさせていただいている人は何人もいるのですが〝対応中〟の状況で 必要以上に仲良くさせていただく事はほとんどありません。
こちらの方は、対応を始めたばかり
(まず〝詐欺師の現住所〟を調べている段階です)
であり、まだ回収に成功するかどうか 全く分からない状況なのですが、万が一 望み通りの結果を得られなかったとしても、態度を豹変させて怒り出したり 逆恨みをするような人ではないと判断できる方なので、その方のお店に 昼ご飯を食べに寄らせていただきました。
そのご依頼者様にも 来訪をとても喜んでいただき、お刺身も ハマグリも イワシも 伊勢海老の味噌汁もとても美味しかったのですが、初めて食べた〝伊勢海老天丼〟が 本当に絶品でした。
本件〝交渉同席〟の対応は夕方からだったため、昼食を食べた後 ドライブがてら「御宿」「チョコレート工場」「海の駅 九十九里」に寄ってみました。
本件は 結果的にどうなるのかまだ分かりませんが、最終的な結果が出ましたら お伝えさせていただきたいと思います。






