交渉同席・ボディガードについて

「モラハラを受けない努力 / シングルマザーで再婚された方からの DV・モラハラ相談が多いのは何故か?」

まず最初に、一時〝モラハラ〟が社会問題化したので その言葉だけが一人歩きしている感があり、モラハラを水戸黄門の印籠のように決定的なものだと思っておられる方が少なくないのですが、そのほとんどのものは慰謝料請求の対象にも、離婚事由(有責配偶者)にもなり得ないという事を よく覚えておいて下さい。
(直接的暴力のある〝DV〟は 全くお話が別です)


多くのシングルマザーの方たちが、やむを得ない事情でシングルになり、シンママとして一生懸命誠実に生きておられる事は 間違いありません。
これはあくまでも〝比較的多い〟というお話ですので、一部の「シングルマザーで再婚をされた方」の〝極端な例〟としてお話します。



弊社で承る「DV相談」「モラハラ相談」の中で、シングルマザーの再婚(子連れ婚・子連れ再婚)をされた方からのものが 非常に多くなっております。


「養育費の未払い(不払い)」も社会問題化しつつありますが、例え 雀の涙のような養育費をもらえたとしても、とても生活していけるレベルのものではありません。
幼子を抱えた母親が即直面する大問題が、経済的な部分になると思います。
(かと言って、国にも〝勝手に離婚をした人〟を手厚くサポートするほどの余裕はありません)


その中には、手取り早く再婚して、再婚相手の経済力に依存してしまおうと考える人も少なくないでしょう。


いよいよ経済的に追い込まれた母親の中には、短絡的に援助交際(パパ活・売春)に手を染めるような人も少なくありません。
援交からの流れで ついでに再婚相手を探しているような〝強者〟がいるのも事実です。


そのターゲットとしては もちろん独身が理想的なのですが、援助交際をするような男性の大半は妻帯者だと思います。
もはや相手を選んでいる余裕のないような方は、既婚者であろうがなかろうが 自ら積極的にアプローチして、とりあえず不倫関係(愛人関係)のレベルにまで持っていこうとします。


しばらく不倫関係を続けた後、執拗に相手に離婚するよう求め、首尾よく再婚に漕ぎ着けたとします。


その時点で 概ねその女性の目的は達成されたわけですが、最初から〝お金〟が主目的だったので、当然そこには〝本当の愛〟などはなく、ごく自然な流れとして「釣った魚には餌をやらない」状態になるわけです。


そこで初めて、相手の男性も「やられた」と気づくわけですが、そうなるともはや〝夫婦の信頼関係の構築〟はほぼ不可能となり、その途端に 連れ子のお子さんにも愛情を注ぐ気がなくなってしまうワケです。


相手の男性は その後もその流れで 様々なシュチュエーションで〝態度〟に出してしまう事になるワケですが、それをもって〝モラハラ〟だと騒ぎ立てる事が、果たして妥当なのかどうかは非常に微妙ではあると思います。


もちろん DVやモラハラの〝程度〟にもよりますし、「騙した方が悪いのか?騙された方が悪いのか?」の論争にもなってきますが、そのような場合は概ね〝どっちもどっち〟という事になるように思います。


更に極端な例として、自身は浮気をしつつ パチンコなどで浪費三昧の生活を送りながら、執拗に〝モラハラ被害〟を訴える方などもおられます。
「そりゃ当たり前の事ですよね?因果応報だと思いますよ」
という言葉を何度我慢したか分かりませんが、このような事を大真面目に言う人が 少なくないのも現状です。


DVやモラハラ または浮気などに限らず「夫婦間の不満」を訴える方とお話をしていると、私は必ず その原因みたいなものが見えてきてしまいます。
通常レベルの 社会生活を送る上で必要最低限の〝判断力〟を持っておられない方、もしくは精神を病まれている方でない限り、必ず〝数式〟のようにハッキリと見えてくるものです。


これは私の〝性〟でもあるのですが、見たくもないのに「なるほど。ここか。」というものを見つけてしまい「原因が 皆目見当がつかない」という事はまずありません。
「良し悪し」や「どちらが悪いのか?」の問題は別として、そこには必ず〝原因〟や〝相手の言い分〟みたいなものがあるものですが、その相手の言い分まで想像ができてしまいます。


それはもはや〝必然〟とも言ってもいいのですが、明らかに法的にはどうにもならないレベルのモラハラ被害を訴える暇があるのであれば、よっぽど「ご自身の落ち度」をよく考えてみる事の方が 解決への近道だと思います。



つまらない事で大騒ぎする人に共通しているのが
「何はともあれ 何が何でも 自分が一番」
という事です。
その気持ちは 短時間のお付き合いの私にも充分伝わりますので、当然相手にも伝わっている事と思います。


この世の中、全てにおいて〝ギブアンドテイク〟〝持ちつ持たれつ〟です。
自分が愛情を持って接してあげなければ(または 愛情の表現方法を間違うと)当然相手も愛情を持って接してはくれません。


初婚であろうが再婚であろうが、連れ子がいようがいまいが、何よりも大切な事は「夫婦の信頼関係の構築」であり「大切に思ってもらう努力」だと思います。


それらの事を怠る人には、未来永劫〝幸せな結婚生活〟が訪れる事はないのではないかと思います。


※ 極端な例のお話をしましたが、理由や過程はどうであれ、実際に シングルマザーの再婚後のDV被害・モラハラ被害が、通常よりかなり多い事は間違いありません。

 

 

 

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