交渉同席・ボディガードについて
特に SNSなどで知り合った相手の場合など、まずサイト上のダイレクトメール的なものでやり取りをし、その後LINEでやり取りする事が多いと思います。
連絡手段としてLINEは使い勝手がいいので、そのままLINEでのみやり取りをしているうちに相手を信用し、お金を要求されて渡してしまい、その後連絡が取れなくなるというケースが非常に多くなっています。
相手側はそれを分かった上でやっているケースが多いのですが、 「LINE ID」から相手の住所氏名を特定する事は ほぼ不可能です。
加えて「手渡し」だった場合は、〝一般的には〟諦めざるを得なくなる事になります。
(相手と連絡が取れるのであれば、まだ諦めるの早いですが)
逆に言えば、SNSで知り合って LINE IDしか知らない相手にお金を要求された時点で「返す気がない」事がほぼ確定なので、もはや「リスクが高い」というレベルの問題ではありません。
中には名前さえも本名かどうか定かでないようなケースも少なくないのですが、住所氏名も知らない(確認しない)相手にお金を預ける方も 非常識と言わざるを得ません。
SNSで知り合った相手に限らず 人にお金を貸したり預けたりする場合は、
少なくとも
⚫︎住所、氏名、携帯電話番号を聞く(勤務先も聞ければ尚可)
⚫︎借用書または預かり証を書いてもらう
⚫︎身分証の提示
をしてもらうようにして下さい。
より秘匿性の高いコミュニケーションツールであり、詐欺師も御用達の
『Telegram(テレグラム)』
『Wickr(ウィッカー)』
などのアプリに誘導された時は いよいよ要注意です。
これらのものは、一定の時間が経過するとメッセージのやり取りが自動的に消去される上、スクリーンショットを撮る事を制限できるので、やり取りの証拠を残す事ができません。
最もらしい「理由づけ」をして誘導するのでしょうが、お金絡みでこの手のものに誘導された時には 何らかの「罠」であると思っておいて間違えないと思います。