交渉同席・ボディガードについて

「新宿タワマン刺殺事件 / 疑似恋愛だと割り切れない人たち 」

5月8日に西新宿のタワーマンションで、キャバクラに勤務する女性が 店のお客さんにメッタ刺しにされて死亡するという悲惨な事件が起こりましたが、身に覚えのある 寒気を覚えた女性や、ハッと我に返った男性もおられる事と思います。

私は この〝新宿タワマン刺殺事件〟の報道を見た瞬間、条件反射的に 慌てて加害者と被害者の氏名を確認してしまいました。

常日頃から
「キャバ嬢や風俗嬢との金銭トラブル」
のご相談をいただいており、今現在も何件か抱えているので、弊社にご依頼をいただいている関係者の方かと思って慌てたわけですが、実際にこのような事態に発展しかねないような案件があるのも事実ですので、私はそのような意味で寒気を覚えました。


それと共に多いのが、その真逆の
「女性がホストにお金を騙し取られる」
パターンです。

ホストに狂う女性の中には 心を病んでおられる方も少なくなく、加えて ホストの方がよりエゲツない事をやる傾向が強いので、去年歌舞伎町で起こった事件のように、より悲惨な事件が起こり得る事にもなります。
(ホスト業界の中では〝女性に刺される〟のは勲章であるような風潮もあるようですが)


基本的に キャバクラ等の飲み屋さんは、疑似恋愛を楽しみに行くところになると思いますので、普通の人は キャバ嬢からの〝好意的な言葉〟(営業トーク)を真に受けるような事はしません。

しかし 遊び慣れていない人や、恋愛経験の少ない人、純粋な人の中には 真に受ける人もいるわけで、そうなるとキャバ嬢にとっては〝チョロいカモ〟のような状況になるのだと思います。

また、より遊び慣れていない人や より恋愛経験の少ない人が行くのであろう風俗店、または より〝スレた女性〟が働いているのであろう風俗店では、更にこのようなトラブルが増える事になります。

実際に 男性からご相談をいただく
〝お客として行く店の女性との金銭トラブル〟
は、キャバ嬢より風俗嬢の方が圧倒的に多いです。


本件は〝金銭貸借〟(お金の貸し借り)ではなく〝貢いだ〟(贈与した・あげた)もののようですので、この女性の行為が詐欺罪に問えない限り 法的にはどうにもならないので、その現実を知れば知るほど この加害男性は追い詰められて、このような暴挙に出たのだと思われます。

この男性は結婚をしたいあまり ほぼ全財産を(宝物であった車やバイクなども売り払い)貢いだようですが、それだけに
「返報性の原理」
(自分がこれだけのことをしたのだから、相手も同じくらい返してくれるだろうという心理)
が働きやすい状況であり、それと同時に「騙された」という恨みの感情も湧きやすい状態だっだのだと思います。

この男性は 警察からストーカー規制法に則った警告が出されていたり、実際に逮捕された事もあるようですが、本人の感覚としては 恐らく↓このようなものだったのだと思われます。
(事件の内容が 実際はどうだったのかは別として)

「〝住民票を移していない人〟〝支援措置を受けている人〟の現住所を調べられるのか?/〝DV被害者〟を装って 債務から逃れようとする人 」



この男性がまるっきり
「勝手に結婚できると勘違いしていた」
のか、この女性が
「どこまで結婚を仄めかしていたのか?」
(その程度によっては 結婚詐欺に当たる可能性もあります)
分かりませんが、この男性の勘違いの面が大きかったとしても、この女性が少なからず〝やり過ぎた〟面があったのは間違いないのだと思います。


何であれ この女性のご冥福を祈らざるを得ませんが、このような最悪中の最悪の決断をする前に、もっと頭を使って〝合法的にやり返す道〟を探るべきだったと思います。

実際に キャバ嬢とお客さんが結婚をするケースもありますし、ごくごく稀に ホストや風俗嬢とお客さんが結婚をするケースもあるようですが、基本中の基本として〝お客は単なるお客〟と割り切って、大人の遊び方をするべきだと思います。

また、キャバ嬢でも風俗嬢でもホストでも〝何事もほどほどに〟するべきだと思いますが、現実問題として このような事件は今後も無くなる事はないと思います。

 

 

 

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