交渉同席・ボディガードについて

「ホストの使う詐欺的な手口」

ホストによる詐欺的行為のご相談で一番多いのが
「今月売上がヤバいんだ。来月必ず返すから、ウチの店でガードを切って(金を使って)くれ」
という類のものです。

 

普通に頼んでもお金を使って(貸して)くれない相手には
「どうせ一緒になるんだから同じ事だろ?
一緒になるためにも 今回だけ俺を助けてくれ」
と結婚詐欺ギリギリの言葉を使って騙します。

 

その他
⚫︎ ホスト辞めて一緒なろうと〝考えている〟んだけど、それには今月の売上No. 1にならないとならない
⚫︎ ホストを辞めて一緒に暮らすためには、店に対しての借金を返さないとならない
⚫︎ お前と結婚するためにホストを辞めようと〝思って〟いる。
新しいビジネスを立ち上げたいんだけど、その資金が足りない
⚫︎ 真剣にお前との将来を〝考えて〟いる。
この先もずっと一緒にいたい。
最後にホストとして輝いて終わりたいから、協力してくれ。

 

などがお得意の殺し文句ですが、この手のご相談を絶えず頂戴するので、恐らく業界的によく使う普通の手口なのでしょう。

 

 

彼らは「詐欺罪」で立件されないギリギリところを心得ています。
◾️それらの文言は口頭で伝えるのみで、決してメールやLINEには文章として残さない
◾️お金は振込みではなく手渡し、もしくは〝お店で〟使わせる
(店でお金を使わせる分には「単純な飲食代だ」と言い張る事ができる)

 

これらの事も業界の通例となっているようで、忠実に実行されます。

 

このように貸した証拠がない場合、彼らは掌を返すのも見事なまでに早いので、しつこく請求したところで 居直られて逆ギレされるのが関の山です。

 

 

男が飲み屋の女性に入れ込んで 犯罪を犯したり自殺をする話はそこまで多くはありませんが、女性がホストに入れ込み過ぎて 犯罪に手を染めたり自害をする人はいるようです。
(随分前に チリ人ホステスのために公金11億円を横領した役人がいましたが)

 

実際には 男性からの夜の女性から受けた金銭トラブルのご相談も非常に多いのですが、元々のホストと夜の女性の「比率」を考えれば その差は歴然です。

 

男性が行く女性のいるお店は どちらかと言えば「恋愛ごっこ」の様相が強いのに対して、ホストの場合は本気にさせてナンボの世界です。
取るお金が桁違いなので、「ごっこ」では不十分なのも 当然と言えば当然なのでしょう。

 

ご依頼者様を見ていると、ホスト遊びに慣れているような方はごく少数で、まだ「ホスト初心者」のような方がターゲットにされがちです。

 

彼らは店に来店する客だけでは飽き足らず「出会い系サイト」(マッチングアプリ)も使って〝集客〟します。
その際は
「実は 俺はホストをやっているんだ。
でも ホストとしては見ないで欲しい。
ちゃんとした恋愛がしたいから、一人の男として見てくれ」
などとのたまいます。

 

つい最近 ご依頼をいただいたのですが、最近では「出張ホスト」なるものもあるようで、こちらはより〝ダーク〟なものとなりますので 充分お気を付け下さい。

 

 

事後であっても、相手と連絡が取れる状況であるか、もしくは相手の居所を判明させて接触する事ができれば、 上手に事を運べば 借用の証拠が取れる可能性があります。
事実 弊社では数え切れないほどの成功事例がございます。

 

しかし 相手がホストとなりますと、その辺に対する対策も「先人ホストの教え」から学んでおり、難易度の高いものとなります。

 

そのようなホスト相手でも 充分対処法はありますが、できればお金を貸す(お金を払う)前にご相談いただければ 間違えがないかと思います。

 

 

※ 全てのホストがそういう人たちばかりだというわけではありません。
少なからず そういうホストもいるというお話です。

 

 

 

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