交渉同席・ボディガードについて

「トラブルに巻き込まれる人と そうでない人の違い」

誰であれ、対人トラブル(個人間トラブル)に巻き込まれる可能性は充分あるという事を大前提として お話させていただきます。

 

交通事故のような偶発的なものや「親族が」というお話を抜きにして、〝ご本人が〟人生の中で大きな対人トラブルに見舞われる人は 全体の半分もいないと思います。

 

その逆で、何度も何度もトラブルに巻き込まれる(起こす)人がいるのも事実です。

 

では何故、トラブルに見舞われる人と 一生トラブルとは縁のない人とに分かれるのでしょうか?

 

それには様々な理由が考えられると思いますが、常識の有無であったり、危機察知能力であったり、コミュニケーション能力や〝賢さ〟や〝慎重さ〟みたいなものによるのだと思います。

 

一言でいえば「常識力」または「バランス力」と言ってもいいかと思いますが、見ている限り 常識やバランスに著しく欠けた方が トラブルに見舞われる傾向が非常に強いように思います。

 

「とても常識的な方」「とてもバランスが取れた方」がトラブルに巻き込まれる事はまずなく、私の周りにもいる それらの方たちがトラブルに巻き込まれる姿を想像する事すらできません。

 

大変失礼ながら、何度も何度もこの手のご相談をされる方というのは、必ずどこかに「なるほどな」と思うところがあるものですが、大概の個人間トラブルは 間違えなく避ける事のできるものです。

 

日本人は「控えめ」という事に最も美德を感じる民俗なので、意外と「控えめに行動する」事が一番重要なのかもしれませんが、他人とトラブルにならないよう常識的に振る舞い、常に人に気を遣い、思慮深く行動する事で ほとんどのトラブルは回避できるのではないかと思います。

 

ご相談者様の中にも 非常に行儀の悪い方がおられるのも事実です。
そのような方のご相談は 全て拒否させていただいておりますが、ご自分の抱えているトラブルの相談をしながら、更に「トラブルの種を蒔いている」という事に気付くべきだと思います。

 

ご自身が非常識である事を差し置いて、トラブルを解決させようとする事はほぼ不可能です。
頻繁にトラブルに見舞われている方は 一度
「ご自分自身が〝トラブルメーカー〟になっていないか?」
よくお考えになられた方がいいと思います。

 

 

しかし 実際にトラブルになってしまったものは、泣き寝入りするわけにはいかないので、何らかの方法で解決させなければなりません。

 

相手は人間ですので、様々な欲、嫉妬心、自尊心などが複雑に絡み合います。
しかし 誰もが事態をメチャクチャにする事は望んでいないはずですし、人間だからこそ 冷静かつ理論的に対話や交渉を重ねる事で 解決できないものはないと信じています。

 

人それぞれ タイプやものの考え方が異なりますので、その人に合わせた「解決の道」を探る必要があります。
相手をよく観察し、分析をして、相手に合った「持ち駒」を 最適なタイミングで使わなければなりません。

 

柔と剛、対話と強硬、実際色々と試してみないと分からない場合もございますが、頭を使えば 意外と簡単に解決できるものも少なくありません。

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