交渉同席・ボディガードについて
弊社では日々様々なご相談を頂戴しております。
その中でも「金銭貸借にまつわるトラブル」が最も多くなっています。
要するに「貸したお金を返してくれない」というものですが、ケースによって条件が様々です。
一番重要なポイントは
□ 借用の証拠(借用書など)があるのか?
□ 氏名・現住所・勤務先など 相手の情報をどこまで把握しているか?
□ 現在相手と連絡が取れるのかどうか?
となりますが、これらの条件によって難易度も「やらなければならない事」も変わって参ります。
もし 借用書がなくても、メールやLINEなどにお金を貸す際・請求する際のやり取り(残金額も明記されている必要があり)が残っていれば、それが証拠になる可能性があります。
例えば
「今現在、残金は○○万円ある事は分かってる?」→「分かっています」
「○○万円振り込んだよ。ちゃんと返してね」→「ありがとう」
「○○万円はいつ返すの?」→「今日中に返します」
「○○万円 今日返すと言ったよね?」→「すいません。入金の予定がズレています」
などです。
もし、今現在 文章でも録音でもそれらのものが残っていなければ、これから借用の証拠を取るしかありません。
事後であっても 上手に事を運べば、借用の証拠が取れる可能性があります。
相手と連絡が取れる(相手から返事はない 一方通行でも)状況であるか、もしくは相手の居所を判明させて接触する事ができれば、その可能性はあると言えます。
仮に
・借用書(借用の証拠)なし
・住所も分からず
・現在連絡がつかない
・連絡手段は唯一LINEのみ
だという事ですと、かなり難しい状況だと思います。
作業として、
相手の所在を判明させる
↓
借用の証拠を取得する(ここが一番難しく、重要な事となります)
↓
その上で借用書を書かせ、改めて具体的な返済計画を立てさせる
という三つの工程が必要になってくると思います。
因みに、LINE IDからでは住所・氏名を調べる事はできません。
また、以前の携帯電話番号か 以前の住所が分かれば、そこから追いかけて現住所を判明させる事もできます。
(携帯番号からの場合は、その番号を使っていた時期を特定できる事が条件となります)
このようにあまりにも情報が少なく、もう一切現住所を調べる術がないとすると、いよいよお手上げ状態となり 〝通常は〟どこに相談しても「諦めた方がいい」という事になると思います。
具体的な方法はこの場では差し控えさせていただきますが、弊社ではこのようなケースでも何度も成功事例がございます。