ストーカーについて
当時 風俗店やキャバクラなどて働いていた女性に、一部が〝銀行振込〟で 一部が〝手渡し〟でお金を貸していて、逃げられたという案件のご依頼をいただきました。
振込記録が残っている部分に関しては それだけで証拠になりますが、手渡しの部分は証拠がないという事したので、その部分に関して
「これから証拠を取る」
作業が必要になります。
※ 相手と連絡が取れる状況であるか、もしくは相手の居所を判明させて接触する事ができれば、事後であっても頭を使って戦略的に事を運べば 証拠が取れる可能性が充分あります。
ただし ほぼワンチャンス(一発勝負)ですので、慎重に用意周到に事を運ぶ必要が出てきます。
当時の住所から引越していたので、まず弊社の方で〝現住所〟を突き止め、その住所に対して「住所確認調査」をすると共に、証拠がない部分の「証拠の取得」(証拠集め)をするために、ご依頼者様にご同行いただきました。
一番難しかったのが
〝現在 昼働いているのか、夜働いているのか全く検討がつかない〟
という事でしたが、一番可能性の高い風俗店勤務の場合でも、勤務体系の予想がとても難しいという事です。
(風俗店は、午前から 午後から 夕方から 夜からと色々なパターンがあります)
ご依頼者様と 前日から入念に〝証拠の取得〟の準備をし、昼職 夜職両方ともカバーできる夕方から、現地でお待ち合わせをして事に臨む事になりました。
(ご依頼者様からご指定いただいた〝4時間〟という時間を考えると、この選択がベストだと思います)
まず ご依頼者様とのお待ち合わせ時間の30分前に 現場の〝下調べ〟をしたところ、調査対象がその家に住んでいるであろう事は確認できました。
その後 ご依頼者様と共にその家を訪ねてみると、インターフォンを鳴らしても出て来ませんし、電気メーターの進み具合を見ても 留守である事が分かりましたので、張り込みをして 家人の帰宅を待つ事になりました。
債権に絡む自宅への訪問は 基本的に21時までなのですが、20時30分を回っても誰も帰宅しなかったので〝空振りか〟と思っていたところ、20時45分過ぎに家人が帰宅しました。
その方は男性だったので、お話をお伺いすると
「つい最近まで、その家で〝調査対象〟と一緒に住んでいた〝元彼氏〟さんで、その方もお金を貸してしていて 逃げられている状況」
であるとの事でした。
(その話に〝嘘〟はないと思いますが、このパターンは意外と多いです)
本人と接触さえできれば〝証拠の取得〟は80%以上の確率で成功したと思いますが、これでまた〝住所特定〟からやらなければならなくなってしまいました。
形上〝後退〟とはなってしまいましたが、ご依頼者様がその男性と連絡先の交換をして 今後は〝情報を共有〟してくれるという事ですので、そちらの展開にも多少期待をしつつ 調査を続行させていただく事になりました。