ストーカーについて
ここ最近、お客様の「現住所は分かります」を信用して調査をさせていただいたところ、もうそこには住んでいなかったという事が、三重県 静岡県と続きました。
何度も申し上げている通り
◾️貸しているお金(預けているお金)の返金を要求する際
◾️売掛金などの支払いを要求する際
◾️損害賠償・慰謝料などを請求する際
◾️何らかの迷惑行為をやめさせる際
など
「相手の現住所を把握しているか否か」
はとても重要となります。
何故かと言えば
「自分の現住所を知られている」
という事自体が相手の〝弱み〟や〝プレッシャー〟となるからですが、逆に言えば 相手の現住所さえも把握していないからこそ、相手は要求に応じないわけです。
加えて
「把握している住所に 今現在も実際に住んでいるのかどうか?」
という部分の確認も必要だと思います。
相手と連絡が取れない場合は、通常 何らかの文書(内容証明等)を送付する事になると思いますが、その後相手から反応がない場合〝相手が無視したのかどうか〟の判断がつかないためです。
無視したのであれば〝次の一手〟を打たなければなりませんし、もうそこに住んでいないのであれば 引越し先を判明させる必要が出てくるのですが、その判断もできません。
弊社では「対人トラブル」(金銭トラブル等)のご相談をいただくと まず
⚫︎証拠の有無
⚫︎相手の現住所を把握しているのか否か
⚫︎現在その相手と連絡が取れるのか否か
の三点を確認させていただきます。
それに対して
「現住所は分かります」
というご返答をいただくと
「それは身分証などで確認しましたか?」
「身分証で確認していないのであれば、実際にそこに行って確認しましたか?」
とお尋ねし、そのどちらかで確認している場合は、更に
「それを確認したのは、どのくらい前の事ですか?」
とお尋ねします。
特に SNSなどのネット上で知り合った相手とお金の絡むやり取りをする場合は〝身分証の提示も求めない相手〟に対して 本当の住所を教えない可能性があるのは、普通の人であれば判断できると思います。
加えて、人から借りたお金を返さないような人間、支払義務のあるものを支払わないような人間というものは、得てして 一カ所に長くは住まず 引っ越しの頻度が多かったりもします。
(家賃の滞納などで追い出されるのか、様々な〝請求〟から逃げるためかは分かりませんが)
よって、確認してから日が経っている場合は〝住民票調査〟や〝住所確認調査〟によって再確認をするべきだと思います。
せめて「以前の住所」や「携帯電話番号」や「車のナンバー」(軽自動車以外・バイクであれば126cc以上)が分かれば、調査により現住所を判明させられると思います。
しかし Facebook、Instagram、TwitterなどSNSのアカウントしか知らない場合は、もしサイト側が相手の情報を開示してくれたとしても、最低でも50万円ほどは費用が掛かるという事をよく覚えておいて下さい。
もし 警察が動いてくれれるような事案であれば、実質的に〝無料〟という事になると思いますが、よほど悪質なものでない限り あまりその期待はしない方がいいと思います。
自らの〝確認不足〟によりトラブルに発展しているパターンも少なくないのですが、特に トラブルを解決させる際には〝キチンと確認をする〟という事がとても重要になります。
空振りとなった片方の三重県の案件は、その後改めて住民票で判明させた住所の方へ、明後日 再度確認に行って来ます。
三重県での調査終了後、そのままレンタカーで滋賀県に飛んで、全く別件の「住所確認調査」も行って参ります。