ストーカーについて
別れたあと、復縁を迫る相手とストーカーの境界線は非常に難しいものがあります。
別れる時は大概、片方に付き合い(婚姻関係)を続ける意思がなくなった時なわけですが、大概もう片方は別れたくはないものです。
とりあえずは「チョット待ってよ」なり「考え直してよ」みたいな事を言うのでしょう。
それも拒否し本人は別れたつもりでいても、相手は「納得してない」「同意してない」などの理由でまだ別れてはいないと考えます。
その後も次々と連絡をして来て、厳密にはあなたが迷惑だと思った時点でもうストーカー行為にはなるのでしょうが、その時点ではまだ警察は取り合ってはくれないでしょう。
相手にしてみても、しつこく懇願すれば考え直してくれるかもしれないと本気で思っている部分もあり、そういう意味では頭ごなしに責められない面もあります。
ですので、言いづらくても「もうそのつもりは一切ない」という事をハッキリ伝える事が重要だと思います。
その時にすんなり諦めるのか、まだ未練がましく懇願し続けるのか、逆ギレするかのように豹変するのか、まさにこの時が一番問題です。
警察がどの程度の迷惑行為でストーカーとして取り合ってくれるのか、ハッキリとしたボーダーラインは決まっていないので、特に際どい案件の場合はその警察署その時の担当警察官にもよっても変わってきたりもします。
しかし、今後ストーカー行為が更にエスカレートした場合にも備え、その時に取り合ってくれるかどうかに関わらず「ストーカー行為の相談に行った」という実績作りが非常に重要になってきます。
昨日もストーカー案件で東京都下の方へ行って参りましたが、取るものも取りあえず家を飛び出して来てしまったので、今後の生活に大変困っておられました。
完全別居完全別離に向けて荷物を取りに行く為の事前のお手伝いと、荷物引き上げ作業に同行をさせていただき、無事引越しを済ませる事ができました。
更に荷物積み込み後、場所を移しての話し合いにも立ち合わせていただき、今後ストーカー行為をしない旨の念書を書いてもらい無事平和的にお別れする事ができました。
しかしまだ安心はできないので、念のため今後2週間は様子を見させていただきます。
今回は相手の危険度が高いと判断して、防刃ベスト、盾代わりのジュラルミンのアタッシュケース、合法の範囲内の武器、万一の常人逮捕に備えて手錠を準備して行き、一瞬危険な場面もありましたが幸いな事にそれらの物が役立つ事はありませんでした。
当社はこのような案件にも対応させていただいており、別れた後の慰謝料などの法的な部分も顧問弁護士にサポートしてもらう事ができます。
何かお困りの事がございましたら、何なりとご相談下さい。