ストーカーについて

「〝この件を、お前の○○にバラすぞ〟という脅し」

弊社が承るご相談内容は非常に多岐に渡りますが、その様々な案件に絡んで多いのが「この件を、お前の○○に全て話すから」という脅しにあっているというものです。

 

「バラされる方」だけでなく「バラす方」の立場の方からもご相談をいただいており、今現在も6件ほど対応させてもらっています。

 

例えば「旦那さんに話すから」「奥さんに話すから」「親に話すから」「会社にバラすから」などのものなのですが、大概は話される方にもやましい事があり 話されるととても困るので、話す方の「切り札」として使われる事が多いです。

 

それだけでも脅迫罪に問われる可能性があり、それを元に何かをする事を求めれば強要罪に問われる可能性、それを元に金品を要求すれば恐喝罪に問われる可能性があります。
しかし「話すという行為そのもの」には特別問題はなく、話す相手は不特定多数ではないので名誉毀損にもあたらず、民事的にはほぼ対抗手段はありません。

 

 

「何だよ?告げ口の話かよ」と思われるかもしれませんが、時にこれらの問題は本人達には非常に重要な事であり、死活問題ともなり得ます。

 

実際にあった案件ですが、例えば妻子のある男性から
「そのうち必ず妻と離婚して君と結婚するから、それまでこのままの状態で我慢して欲しい」
と言われて不倫関係を続けていたとします。

 

その後にポイっと捨てられたケースでは、その約束をした証拠があったとしても その約束自体の有効性が認められない可能性が高いです(そもそも不貞行為は不法行為なので)
結婚詐欺にも貞操権侵害にもあたらず、慰謝料も求められないので、実際のところ法的に対抗手段がありません。

 

「せめて相手の奥さんに この事実を伝えないと気が済まない」
という気持ちは分からなくもなく、このようなケースでは お力を貸して差し上げる事もございます。

 

 

「人に恨まられるような事をしない事」
が一番重要である事は言うまでもありませんが、もしこれらの局面に直面したら

 

■「バラされる方」であれば、相手の要求に屈する事なく、且つ上手に話されないように持っていく事。
■「バラす方」であれば、上手に法に触れないように相手に要求を飲ませる事、もしくは上手に法に触れないように相手の○○に話す事。

 

これらの事が非常に重要になってきます。

 

 

弊社は法令順守を最優先しておりますので。違法性のある事はお断りさせていただきます。

 

 

 

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