カウンセリング
何らかのトラブルに巻き込まれ、その加害相手に「お金がない」と開き直られる事があります。
その相手が本当に「現金がない」「収入がない」「財産がない」「返済意思もない」場合、とりあえずのところ民事的にはお手上げとなります。
「収入」と「財産」の部分は、弊社でもある程度調べる事ができます。
しかし「現金」と「返済意思」に関しては、生活ぶりなどを観察し「予想」する事はできても なかなか決定的証拠を掴むのは難しいものです。
昨日 Yahoo!ニュースに取り上げられていた記事ですが、実際にこれが現実です。
【交通事故「お金は支払えない」加害者が開き直り 被害者「大赤字。心が折れます」悔しさ語る】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00010125-bengocom-soci
このような交通事故に限らず、損害賠償(慰謝料)の発生する全てのトラブルに共通しており、人にお金を貸している場合も一緒です。
最低でも「本当に収入がないのか?」「本当に差押えるべき財産がないのか?」は調べる必要がありますが、実際になかった場合「とりあえずは」お手上げ状態となります。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
5年後10年後、相手が今と同じ状況であるとは限りません。
その時を見据え【今とっておくべき最善の対策】は講じておくべきだと思います。
随分前の話になりますが、私はプライベートで無利息で○00万円貸した相手に逃げられた事があります。
正月の元旦からガンガン懇願の連絡があり「貸してくれないのから自殺をする」とまで言われたので致し方なく貸しました。
しかし 20万円かそこらの返済で「返すお金がない」と開き直られ、そのうちどこかへ引越してしまいました。
当時相手はロクに働いてもいなかったので、慌てて探しても無駄だと思い、わざと5、6年泳がせてから捜索を開始しました。
丸一日掛かりましたが その日のうちに全くの他府県にいた本人とのご対面までこぎ着け、無事返済の約束を取り付る事ができました。
本人の頼みを聞いてあげ、月々超少額の超ロング払いのため まだ半分ほどの返済ですが、今も滞りなくちゃんと返済してもらっています。
金額にもよりますが、何のトラブルであれ そう簡単に諦めるべきではないと思います。