ご近所トラブルについて
この仕事をやっていると嫌というほど目にするのですが、この世の中には「罪には問われない悪人」(罪には問われないよう上手く立ち回っている悪人)が嫌というほど存在します。
作品名は忘れましたが「法では裁けない悪人に天誅を加える」的な映画を見て、とても痛快だったのを覚えていますが、そのような連中はウヨウヨいると言ってもいいかもしれません。
さも〝国民の味方〟のような顔をしながら 私腹を肥やす事にのみ注力しているような政治家、ワケの分からない〝教義〟などをベースに 貧困者から更に搾取をするような謎の団体、〝一緒に幸せを掴みましょう〟などと言いながら 実態のない投資案件に誘いお金を騙し取る連中などがおりますが、これらのものに共通して言える事が
「善人ヅラをしながら、信用してくれた人々を騙す」
という事です。
詐欺とは言い切れないけれど 限りなくそれに近いものは、この世の中に嫌というほど蔓延していますし、テレビCMでもそれには近いものが 堂々と宣伝されていたりもします。
しかし一方で、ほんのごく一部だけ配当を渡して 上手い事逮捕を間逃れている投資詐欺などを行う輩は 掃いて捨てるほどおりますが、詐欺師の常套句である「騙される方が悪い」は 100%間違えとは言い切れないのもまた事実です。
この
「判断能力のない人たちが騙されて、悪知恵の働く人たちが私腹を肥やす」
という構図は、古今東西 未来永劫変わる事はないと断言できます。
しかしこの「賢いか 賢くないか」だけはどうにもならない部分もあるので
「賢くない人は 何かの判断を下す前に賢い人に相談する」
事や、騙されないよう自らも〝知識武装〟をする事などが重要になってくると思います。
最近では、とうとう暴力団も 特殊詐欺などにも加担しているようですが
「私たちは ここを拠点に悪い事をしますよー」
と宣言しているような状態で、その活動拠点(組事務所)に 所属している組織の「シンボルマーク」や「支部名」を堂々と掲げている日本のヤクザは、まだ これらの連中よりはマシだという見方もできるかもしれません。
(このような形態の犯罪組織は 世界的にもあまり類を見ないと思います)
堂々とやればいいという問題ではありませんし、〝悪〟である事は間違いがないのですが、そこには何となく〝潔さ〟みたいなものを感じる部分もなくはありません。
中には、ケンカで人に大怪我をさせて 正当防衛(無罪)や過剰防衛(減刑)を裁判で勝ち取ったケースが
「実は 防衛でも何でもなかった。自ら積極的に攻撃を加えた」
なんて事もありますし、まるっきりの〝クロ〟なのに 証拠不十分で罪に問われなかった人など山ほどいます。
〝法の限界〟と言ってしまえばそれまでですが、この「罪には問われない悪人」「法では裁けない悪人」を取り締まる(懲らしめる)というのは、我々人類の永遠のテーマなのかもしれません。
このような輩は 放っておいてもどうせロクな死に方をしないのですが、死ぬまで待っているわけにはいかない事情もあるかと思います。
「目には目を歯には歯を」という言葉がありますが、そのような者に対しては 法に触れない範囲内で、それなりの方法で対処するしかないように思います。
〝それなりの方法〟とは概ね「相手の弱みをつく」という事になると思いますが、そのような人間に対して「弱味を突く」事をしても、決してバチは当たらないのではないかと思います。
人間誰しも(特に そういう人間は)よく観察し よく調べれば、一つや二つの弱みがあるものですが、問題は
その〝弱み〟を見つけられるかどうか?
その〝弱み〟を上手に使えるのかどうか?
という事になってくると思います。