ご近所トラブルについて
私の肩書は「トラブル コンサルタント」です。
よって当社は「様々なトラブルを解決に導く事」が業務内容となりますが、業務の中に「探偵業務」に当たる部分もあるので「探偵業」の許認可も取っており、その業務の中で張込みや尾行を行う事もあります。
もちろん張込みも尾行も合法なのですが、3時間も4時間も同じ場所で張込みをしているとどうしても近所の人の目に留まってしまい、怪訝な目で見られる事も少なくありません。
都心部ならそうは目立たないですし、他人に興味を持つ人も少ないのですが、田舎に行けば行くほど目立つし「よそ者」に対しての警戒心も強いものです。
別に悪い事をしているわけではないですし、逆に悪い事をしている人を懲らしめる(やめさせる)方の立場なので、より怪しまれないように気を配りつつ基本的には涼しい顔をしています。
おまけに天下の公道にいるわけですから、本来であれば人に文句を言われる筋合いはありません。
特に対象の顔を知らない場合、そこの出入り口を凝視していなければならず、動くに動けないので尚更です。
更に大変なのが、出入り口が見える場所が他の建物や立地の関係でそこの真ん前にしかない時です。
そういう時は腹を括ってその辺にいるか、出入り口を見続ける事を諦めて少し離れるしかありません。
対象にバレては元も子もないので、そこは臨機応変にやる必要があります。
幸運な事に私はまだ不審者扱いをされて警察官を呼ばれた事はないのですが、知り合いの調査員は何度もあるそうです。
ですので私は、警官や近所の人に説明する時、または近所の人に聞き込みをする時のために、普段使うものと別にもう一つ名刺を用意しています。
決まって「証拠調査士?」と首を傾げられますが、聞き慣れない言葉なので当然でしょう。
世界的にはメジャーな職種なのですが、日本ではまだまだ馴染みがありません。
名刺を提示しつつちゃんと説明すれば大概は分かってくれるのですが、次にご近所さんの興味は「この人は自分にとって敵なのか味方なのか?」に移ります。
なので「決してあなたの敵ではない」という事を分かってもらわなければならず、対象の事を「加害者側だ」とも言えないのでその辺は上手にボカします。
尾行時は大概、最初から相手の移動手段は分からないので、車か電車を想定して車で行きます。
車だと、車移動にも電車移動にも即時対応できるためです。
一番困るのが、行ってみたらバイク移動だった時です。
バイクを車で尾行する事は実質不可能で、そういう時は日を改めてバイクで行く事になります。
当社にもバイクはあるのですが、今、より実用的なビッグスクーターの導入を考えています。
あと困るのが自転車だった時です。
女性ならまだ走ってついて行く事ができる場合もありますが、早く漕がれた上に長距離だと完全にお手上げです。
あとは、徒歩移動中に急にタクシーに乗られて後続のタクシーが来ない時などもどうしよもなくなります。
張込みも尾行も、お客様からいただいた情報を元にして行います。
その情報が間違えていたり不正確なものであると、成功するものもしなくなります。
時間が無駄になるばかりでなく、根本から作戦を練り直さねばならなくなりますので、より正確なより詳しい情報をお伝えいただければ短期間短時間での成功に近づく事ができます。
張込みも尾行も、皆さんが思っているより遥かにスキルが必要で、遥かに重労働なのです。
当社は証拠調査・浮気調査・勤務先調査などに伴う張込み・尾行も、どこよりもお安く承っております。