ご近所トラブルについて

「判断力のない方が陥りがちな〝負のスパイラル〟/〝対人トラブル〟でドツボにはまっている方の典型的な例 」

少々言い難い事も含まれているのですが
「個人間トラブルでドツボにはまっている方」
の典型的な例でもありますので、少しでもそのような方の〝気づき〟になればという思いで 投稿させていただきます。

先日
「住所も氏名も知らない〝元彼〟に、500万円貸していて返してもらえない」
という案件を受任致しました。

そもそもが 氏名も知らない相手を〝元彼氏〟と言えるのかどうか分かりませんが、住所も(氏名すらも)知らない相手に500万円も貸す事自体が大間違いだという事になります。

そのお話を伺った瞬間に
「かなり判断力のない方なのだな」
という事は分かりましたが、そのせいかどうか 何かにつけて〝現彼氏〟(法的には赤の他人)が首を突っ込んでくる 少々面倒くさい案件でした。

仕方がないので、私と ご依頼者様ご本人と その現彼氏の三人でLINEグループを作って差し上げたのですが、何故か会話をするのはほとんど全てその彼氏で、この方がまた あーでもないこーでもないよく分からない事ばかりを言う人で困っていました。
(ご依頼者様には〝彼氏と話を進めていい〟とは言われています)

一番最初から
「まず最初に、相手の住所氏名を判明させなければならない」
「難易度は高いと思う」
「やるべき事が色々と出てくると思う」
とお伝えしていたのですが、まだ 一つの調査しかしていないのに(キチンと結果は出ています)その彼氏さんは もうシビレを切らしているようでした。

この彼氏さん自身も〝判断力がない〟という事は 即座に気づいていましたが、それなのに(それだからこそ?)意味不明な事を言ってクンルクルン空回りしているので、進むものも進みません。
(その上 平気で約束も破ります)

ハリキリたい気持ちは分かるのですが、正直この彼氏さんがシャシャリ出てきているうちは 解決するものも解決しないと思いますので、このままでは まず間違いなく〝泣き寝入り〟となると思います。

これもまた「この彼氏に任せておけば大丈夫だ」と思っておられる〝ご依頼者様の判断ミス〟という事になってしまうと思います。

このように〝大きな判断ミスをする方〟というものは、その先もずっと判断ミスを繰り返すものですが、そのように判断ミスを繰り返しているうちに〝完全に解決不可能〟になってしまうパターンが非常多いのが現実です。

ですので そのような方は、重要な局面では その都度その都度〝判断力のある人の手助け〟が必要になってくるのですが
〝判断力がある人かどうかの判断もできない〟
という事も多いので、信用してはいけない人間を信用してしまい、二次災害的にまた 新たな被害に遭われるようなケースが少なくありません。

また、この手の方にとても多いのが
『〝判断力がない〟事が原因でトラブルに巻き込まれている方が、〝判断〟を求めて依頼した相手の言う事を信用しない 』
もっと言えば
『信用してはいけない人を信用してコロッと騙されるのに、信用するべき人を信用できない 』
というものですが、この状況はもはや〝救いようがない〟という事になってしまいます。

得てしてこのような方は、依頼する相手が誰であろうとも変わらないのですが
トンチンカンな意味不明な事を連発する

最初は真摯に対応してもらっていても、あまりにも面倒なので、そのうち相手にされなくなってくる

冷たくあしらわれたと思って、更にヒネくれ、更にワケの分からない事を言う

そのうち放置される
という事になります。
(弁護士は、その〝見切り〟がとても早かったりもします)



お金の貸し借りであれ、損害賠償・慰謝料の請求であれ、売掛金や工事代金や養育費などの請求であれ、キチンと請求をするには、まずは最低限 相手の住所氏名を把握する事は必須となります。
(せめて氏名が分かれば〝公示送達〟という手もなくはありませんが、それをやっても そのほとんどのものが無駄となります)

加えて
⚫︎住所も氏名を伝えていない相手から 平然と500万円も借りて、踏み倒している人物が相手である。
⚫︎住所氏名も知らない男に、500万円も貸す女性に(完全にナメられている事は間違いありません)そのような男が、スンナリとお金を返すわけがない。
という意味でも、難易度が高い事が容易に想像ができます。

そのような相手から 500万円もの大金を取り返そうとしているわけですから、生半可な気持ちでチャチャッとやって 簡単に解決するわけがないという事になります。

極端な話、住所氏名を把握している(身分証で確認もしている)一部上場企業の正社員に1万円を貸しても、返してもらえる確率が高い事は分かると思います。
その逆で、住所も氏名も分からず マトモに働いてもいない、ホー⚪︎レ⚪︎のような人に1,000万円を貸したら、返ってくるわけがない事も分かると思います。

問題は その相手が
〝どのレベル(立ち位置)の人なのか?〟
という事になりますが、それを見間違えるとこのように「金銭トラブル」に発展するという事になるわけです。


相手の住所を知らない場合は、調査をして相手の〝現住所〟を判明させてやっと、相手と勝負をする土俵に立つ事ができるわけです。

その次に、多くの場合が〝すっかりナメられている〟という状況ですので
「ナメられている状況を打破する」
という作業も必要になってくると思います。

その上で
「最も効果を望める方策をもって請求する」
という事になります。

〝どのレベル(立ち位置)の人なのか?〟
にもよりますが、その勝負に勝てるかどうかは やってみなければ分かりません。
(こればかりは 日本一の弁護士でも分かりません)

※もちろん ご依頼者様のご意見 お考えは尊重させていただきますが、あくまでも〝トラブルを解決させる〟事に重点を置かせていただいておりますので、必要以上に 依頼者様のご機嫌を取るような事も致しませんし〝ワケの分からない主張〟にお付き合いも致しません。

 

 

 

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