金銭トラブルについて

「お前が悪い・お前のせいだ」

特に〝DV加害者〟など、自分の〝暴力〟や〝搾取〟などを正当化するために使う お得意の言葉が
「お前が悪い」
「お前のせいだ」
というものです。


この時点でもう完全な〝洗脳〟なのですが、特に家庭内のように 閉塞された空間の中で 日常的にこれを言われ続けると
「私が悪いからなんだ」
「私のせいで 相手はこういう事をしてしまうんだ」
と思い込んでしまう人が少なくありません。

しかし、例え多少〝悪い部分〟があったとしても、絶対に〝暴力を振るってもいい理由〟にはなりません。
法律上は「暴力を肯定できる理由」など、この世には一つもないという事になります。

自分の敷地内で立ち小便をしている人を見つけて、金属バットで頭を殴って「お前が悪い」で通るわけがないのは分かると思いますが、程度は違えど これと大差のない状況であるという事を理解するべきです。

刑事的にも民事的にも、理由や原因が何であれ 全て
「手を出した方が悪い」
「怪我をさせた方が悪い」
「より大きな怪我をさせた方が悪い」
という事になります。

「DV被害相談」で多いのが〝事実関係をツラツラと並べて終了〟というパターンなのですが、その事実をもってご自身が
◾️離婚を望むのか?
◾️とりあえず別居を望むのか?
◾️慰謝料の請求を望むのか?
◾️相手の逮捕を望むのか?
◾️その他 何を望むのか?
が重要になってきまます。


※実際に 警察が相手を逮捕してくれるのか否か、慰謝料(損害賠償)を請求できるのか否か、慰謝料(損害賠償)の金額は、その怪我の度合いや頻度などによって、大きく変わってくると思います。


その一方で、手さえ出さなければ 何をやっても何を言ってもいいかといえば、それはそれで違うと思います。


少々古い話になりますが、2006年ドイツで行われたサッカーワールドカップ決勝で、フランスの英雄ジネディーヌ・ジダン選手が
イタリアのマルコ・マテラッツィ選手の胸部へ頭突きをして、一発レッドカードで退場したという事がありました。


この試合は ワールドカップ決勝の舞台であると共に、ジダン選手自身の代表引退試合でもあったので、当初相当な批判に晒されたのですが、私はかなりの違和感を感じていました。

その後の調査で マテラッツィ選手がジダン選手に対して、人種差別発言(ジダンはアルジェリアからの移民です)ジダン選手の家族への侮辱発言(ジダンの姉を売○婦呼ばわり)を繰り返して挑発した事を知り納得しましたが、この時ばかりは  ジダン選手に
「そこまで間違った事はしていない。
顔ではなく胸にやっただけ紳士的だ」
と思ってしまったのも事実です。



話が脱線しましたが、特に「DV被害相談」(モラハラ被害相談)をされる方に〝非常識な方〟〝キレやすい方〟〝とても行儀の悪い方〟が多いのも、これもまた紛れもない事実です。


何であれ 暴力は絶対許されない事ですし、暴力を振るった方が〝悪い〟という事になるのですが
「DVを受けないようにする」
という観点から考えると、ご自身にも考えるべき事があるような方も 少なくないようにも思います。


経緯はどうであれ、特に怪我を伴うDV(暴力)を受けたような場合は、まず相手に洗脳されないようご自身がシッカリとして、然るべき対応をするべきだと思います。

 

 

 

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