盗聴器調査について
朝の通勤ラッシュのJR N駅に停車中の電車内で、走って乗り込んで来た人に激突され 持っていた携帯電話を落としまったのですが、その携帯が側面でバウンドするような形で転がり、その電車を飛び出て 電車とホームの間の隙間を飛び越え、ホーム上で止まった状態で 電車の扉が閉まってしまったそうです。
(本人は見えなかったのですが、ドア付近にいた人がそう教えてくれたそうです)
ぶつかって来た人に軽く文句は言ったそうなのですが、一番重要な〝住所氏名などの確認〟はせず、次の駅で降りて N駅に戻ってみると、もう既にそのスマホは跡形もなく消えていたそうです。
(駅員さんたちも、線路の下までかなり真剣に探してくれたそうです)
その相談をいただいたのは、その日の夕方17時くらいだったのですが、まずその時点での位置情報をGPSで調べてみると、スマホを持ち去った駅から20分ほどのG駅(一回乗り換える必要のある山手線の駅)の駅前の 繁華街のド真ん中にいました。
17時を少し過ぎていたので、時間的に微妙ではあったのですが、当初そこは
〝仕事帰りに遊んでいる(飲み食いしている)場所〟
だと思っていたところ、どうもそうではなく そこが勤務先である可能性が高そうでした。
その後電車に乗り、携帯を落とした駅で降り、しばらくやたらと遠回りをした後〝私鉄のA駅の駅前付近〟でGPSが止まって、そのまま深夜まで動かなくなりました。
「通勤ラッシュの中、かなりの乗降客数である駅で、ホーム上に落ちているスマホを拾って 届け出ずに持ち去る」
という判断をする時点で
⚫︎かなり若い人
⚫︎少々〝弱い〟人
⚫︎外国人
のどれかなのだと推測しました。
そこでまず、山手線のG駅付近にいる時点で、携帯にロックが掛かっていても〝冒頭部分は読む事ができる〟ショートメールで、一番伝えたい事を書いて送りました。
しかし その後N駅で降りて、家(だと思われるところ)へ向かっていたので〝紛失モード〟(iPhone独自の機能?)を有効にして、半強制的に
『他人の所有物を拾得し、正当な手続きを経ずに自己のものとする行為は〝遺失物等横領罪〟という犯罪に該当しますので、早急に警察に届けていただきますよう、宜しくお願い致します。』
というメッセージを読ませるための設定と、電源を切っていても位置情報を発信し続けるような設定をしました。
(この時点まで〝紛失モード〟にしなかったのには 作戦上の理由があります)
時間的に考えても〝私鉄のA駅の駅前付近〟が自宅である事は間違えなかったのですが、GPSの多少の誤差も考えて、最終的に4軒のマンションに絞り込みました。
深夜のうちにそこへ行き、実際に位置関係等を確認した上で 実際にその4軒のマンションの中のどれかである事は間違いない事を確信し、それぞれのマンションの出入口の内側に、紛失モードに設定した時に送ったような内容のメッセージを貼り付けて 帰って来ました。
※過去にも全く同じような調査をした事があるのですが、その時は GPSによって明確に一つのマンションを特定できたので
〝携帯の着信音を鳴らしながらそのマンションの中を歩き回る〟
事によって、ピンポイントで部屋を特定する事に成功し、容易に〝取り戻す事〟に成功しました。
まさか その日のうちにマンションを特定され、その晩のうちに実際にやって来るとは夢にも思っていなかったでしょうから、相手もそのメッセージを見て さぞや驚いた事と思います。
(恐らく〝本命視していたマンション〟で間違いないと思います)
次の日も一日中GPSで見張っていたのですが、夜遅くまで〝私鉄のA駅付近〟から動かず、もはやこれまでかと思っていたところ、夜になって動き出しました。
恐らく この日は自宅にスマホを置いたまま出社し、帰宅後(前夜その場所に着いた時間とほぼ同じ時間です)に持ち出したのだと思いますが、何故かN駅のお隣のK駅の構内でGPSが止まって、そのまま次の日まで動かなくなってしまいました。
一瞬
「警戒をして、わざわざ隣の駅の駅前交番に届けたのかな?」
とも思いましたが、位置情報的にその駅の交番とは少し場所が違います。
そこで
「警察より心理的ハードルの低い、駅の駅員さんに届け出たのかな?」
と思い、次の日の朝〝JR東日本お問い合わせセンター〟に問い合わせてもらったところ、昨夜 K駅の構内に〝落ちていた〟そうです。
私の〝人物像の推理〟は当たっていたようで、どうも〝犯罪〟という言葉にビビッて、少しでも身バレしないよう ワザワザ
「隣の駅に 捨てる」
という行動を取ったようです。
同じ〝捨てる〟にしても、川などに投げ捨てたわけでなく〝見つけられる事〟を想定した場所に捨ててくれた事は助かりましたが、それが拾った人物の〝善意〟からなのか、マンションまで特定されていた事に対する〝保身〟からなのかは 微妙なところだと思います。
一般の方にはなかなか難しい作業になると思いますが、本調査は 弊社が「浮気調査」などの際に使用している〝GPSによる追跡調査〟の経験値が 大いに発揮された形になります。
ご依頼者様は 携帯キャリアの〝ケータイ補償サービス〟というものに入っていたため、紛失(または全損)した場合12,000円ほど払えば新品同様の同機種をもらえるという事で、仕事上でも多大な影響が出ていて 携帯がない状況をこれ以上続ける事ができなかったため、そのサービスを申し込むタイミングを迷っておられました。
しかし 私には、(漠然とですが)戻って来る自信があったので〝三日間〟チャンスをいただいたのですが、この日がその最後の日でした。
この手の短絡的な人間は〝お金にならない〟と悟った瞬間に 川などに投げ捨てたりもするので、その日のうちに動いていなかったら もう戻って来なかったかもしれません。
このように この手の事案はスピード勝負となりますので、本件解決のポイントは 一にも二にも
〝その日のうちにマンションまで特定し、その日のうちにそこへ行った〟
事になると思いますが、弊社はこのスピード感とフットワークの軽さが 強みでもあります。
取り返すまで三日掛かりましたが、ほとんど諦めていたご依頼者様には 飛び上がらんばかりに喜んでいただきました。
※本件は、ご依頼者様がご家族と
〝位置情報を共有〟
(今回は「iPhoneを探す」という機能)
していたから スムーズに調査を行う事ができたわけですが、それぞれのキャリアごとの
〝紛失時の位置情報提供サービス〟
もあるようです。