嫌がらせ・ハラスメントについて

「証拠がなければ、警察に行っても無駄」

「いたずら・嫌がらせ」の対象には、対物という意味においては、車、家屋、バイク、自転車などがありますが、大概は「器物損壊罪」に該当するものです。
その器物損壊のうち60.4%が車に対するもので、被害対象としてはもっとも多い数値となっています。

 

この手の案件を警察に「犯人を探してくれ」と相談しても、全く無駄です。
しつこく行けば、被害届くらいは受理してくれる事もありますが、決して犯人を探したりはしてくれません。
自分で相手を特定し、キッチリとした証拠があって初めて、警察も重い腰を上げてくれます。

 

私は、住居への被害額50万円ほどの嫌がらせ案件で、犯人の写っている証拠画像の提示までしても「画像があっても、個人を特定できないからね…」と言われた事さえあります。

 

別の案件で、こんな事もありました。
まず車にカラースプレーでいたずら書きをされ、それを直した直後に前輪二本をパンクさせられ、またそれを直した直後に後輪二本をパンクさせられました。
しかもこの三件を1ヶ月かそこらの間でやられたそうで、それでも警察が動いてくれず、堪らず弊社へ相談に見えた方がおられました。

 

そこでとりあえず二週間暗視カメラを設置したところ、その間は何も被害はなかったのですが、映像をよく確かめると深夜に遠くから車の方をチラチラみている人物が映っていました。
そこで「もう二週間設置した方がいい」と勧めましたが、ご依頼者様が「いや、これでこちらの本気度合が分っただろうから、もう来ないだろう」とカメラを取り外してしまったのです。
そしたら、その三日後にブロック塀のブロックでフロントガラスを割られ、結果泣く泣く駐車場を変えたそうです。

 

特にいたずら・嫌がらせは、「相手の特定」と「証拠」が全てと言っても過言ではありません。
相手を特定し、しっかりとした証拠さえ押さえてしまえば、完全に主導権は逆転します。
あとは、話し合いで解決するのか事件化するのか、民事的に賠償させるのか刑事罰を求めるのかその両方なのか、被害者側の考え方や相手の出方、状況次第で判断する必要があります。

 

証拠と言えば一般的には画像、映像、音声ですが、その収集の方法は本当にケースバイケースで、使用する機材も使用方法も設置方法も様々です。
しかも、一発勝負である場合も非常に多いので、慎重に事に当たらないとなりません。

 

いたずら・嫌がらせなどでお困りの事がござましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

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