嫌がらせ・ハラスメントについて

「夫(彼氏)が逮捕されている(出掛けている)間に逃げたい / 土地建物の資産調査 」

昨日、元々のご相談内容として
「現在夫が逮捕されているので、今うちに上手く逃げたい」
という内容を二件、弊社の方でご相談に乗らせていただき、ご依頼を賜りましました。


片方は ご依頼者様に対する暴力(DV)によって逮捕されていたもので(もう既に釈放)片方は 覚醒剤により現在刑務所に服役中(そろそろ満期出所)である状況です。

〝夫(彼氏)が逮捕されているうちに逃げたい〟
〝夫(彼氏)が仕事に行っているうちに逃げたい〟
というようなご相談は少なくないのですが、それには 大きく分けて二つのパターンがあります。

◾️マトモなところで働いていないので、どうせ 慰謝料も養育費(婚姻費用)払わないだろうし、財産分与もないので、とにかく夫から逃げたい。
◾️夫から逃げるのが先決だけれど、慰謝料、養育費、婚姻費用、財産分与などの問題も上手く解決させたい。
というものですが、昨日の二件のご依頼は、片方が後者で もう片方が前者でした。


逃げるだけであれば、ご自身で転居先を確保した上で自活ができ、キッチリとやるべき事(手続きなど)を行えば、そこまで難しい問題ではないと思います。

 

〝逮捕される〟ような男であれば、かなりの高確率で粗暴性もあるのでしょうから、逆恨みによる嫌がらせや暴力を 上手に抑え込むだけの問題になると思います。

※自力で引越先を確保できない、離婚後自活できないなどの状況であれば、とりあえず〝シェルター〟に入るしかありませんが、いづれにせよ 近い将来自力でどうにかするしかありません。


問題は、慰謝料や養育費(婚姻費用)や財産分与なども絡む場合です。


慰謝料や養育費(婚姻費用)の部分に関しては、マトモな会社で正社員として働いているのであれば、最終的には給与を〝差押え〟すればいいのですが、ご相談をいただく大半のものが マトモなところで働いていなかったり、個人事業主であったりします。

全ての〝債権〟に共通して言える事ですが、人格がマトモではなく〝差し押さえられるものが何もない〟人にとっては、民事的には何も恐いものはありません。

そのような相手に完全に開き直られた場合は、もはや
「弱みを掴み、それを上手に利用する」
事くらいしか可能性はないかもしれません。
(場合によっては、諦めた方が早いようなケースもあります)


財産分与に関しては、所有している財産を全て把握しているのであれば、相手は逃げようがないという事になると思いますが、問題は〝所有している財産を全て把握していない〟ようなケースです。


そうなると キッチリ調査をして判明させなければなりませんが、弊社では
「土地建物の資産調査」(どこかに土地建物を所有していないかどうかの調査)
にも対応しておりますし
「緊急引越し」(夜逃げ)
のお手伝いもさせていただいております。

※引越し業務そのものは、弊社提携先引越し業者に格安でやってもらいますが、弊社は 万一の場合のボディガードを担います。

相手が旦那様ではなく 単なる〝彼氏〟である場合は、日頃から相当脅かされているような状況であると思いますが、これもまた そこまで難しい問題ではないと思います。


本件の場合、覚醒剤の方は
「ご依頼者様が、相手に〝つけ入る隙〟(相手は 法的に損害賠償の請求が可能)をしてしまっている」
という部分が大きなネックとなっていますが、そこの部分さえ上手にクリアできれば(恐らく大丈夫だと思います)本人が出所後、解決は早いと思います。

DVの方は、現在相手が全くお金を持っていない(ほぼ無職)のですが、近い将来 かなりの額の財産が入るため、敢えてそれまで離婚を成立させずに引っ張る、持久戦のような様相になると思います。

⁡(逮捕されている間に 別居していただいているので、危険性はありません)

 

 

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