詐欺、脅迫等犯罪トラブルについて
弊社へ賜るご相談で意外なほど多いのが
「同棲中(または たまに泊まっていた)彼氏とケンカをしてそのまま家を出たが、家に置いてきた私物を返してもらえない」
というものです。
その時点で「ロクな男ではなく、別れて正解 」という事になると思いますが、〝人質〟的なものなのか、または せめてもの〝嫌がらせ〟なのでしょう。
中には 怒りに任せて勝手に捨ててしまうような輩もいるようです。
単純なトラブルのようにも思いますが、このような場合は 思いのほか面倒な事になります。
その家がご自分の名義であれば その男が外出中に荷物を取りに行き、解約するか 相手を追い出せば(締め出せば)済む話なのですが、相手の名義であった場合は 勝手に家に入ると「住居侵入(不法侵入)罪」に問われる可能性が高くなります。
「中にある私物は自分に所有権があるのだし、実際にそこに住んでいたわけだからそれは理不尽だ。」
と思われる方も多いと思いますが、相手がそれを拒否している以上 法的にはアウトなのです。
(夫婦間であれば問題ありません)
それと似たようなパターンで
「親族名義の家から追い出させて 私物を取り返せない」
というご相談や、逆のパターンの
「出て行ったパートナーの私物を 勝手に捨てられなくて困っている」
というようなご相談も少なくありません。
最終的には 弁護士に依頼して交渉してもらい、それでもダメであれば裁判をするしかありませんが、その前にご自分で上手に交渉する事、または〝効果的な第三者〟に立ち会ってもらう事をおすすめ致します。
または「相手の弱みをつく」事や「交換条件を出す」事などで突破口が見出せる場合もあります。
もし 相手にDV行為(直接的暴力)があるのであれば、もっと簡単に解決させる事ができるでしょう。