詐欺、脅迫等犯罪トラブルについて
昨日はまず 都内で来週本格的に調査を開始する 詐欺加害者に対する下調べをして、そのまま新幹線で兵庫県神戸市へ赴き 別件の詐欺加害者の身元調査をしました。
本日は日中に 兵庫県明石市の方で、これたまた別件の詐欺加害者の住所調査を完了させて来ました。
こちらの調査は 非常に〝アバウト〟な情報しかない中、見事に加害者の自宅を判明させました。
四人で共謀して ご依頼者様から1億円からのお金を騙し取り、ノウノウと愛人とその子供とで新築の一軒家に住んでいました。
あとは 戸籍謄本と土地建物の登記簿謄本を取得して、万全の態勢で請求に臨む事になると思います。
今やっと少しだけゆっくりしているのですが、この後深夜1時から また神戸での調査開始です。
神戸の案件は とても多くの被害者がいるようですが、その中の三名の被害者の方からのご依頼です。
この加害者は 詐欺的行為を繰り返しながら ボーイズバー(ホストクラブのライト版)の経営をしています。
ホスト自体がそれに近い行為をするものなので、それほど驚く事でもありませんが、これはいづれ新聞に載るようなクラスの相当なワルです。
ボーイズバーが故に、昨夜は夜10時くらいから朝5時過ぎまでの張込みとなり、初日からかなりハードな調査となりました。
目の前でベッタリ張込みましたが、残念ながら昨夜は加害者は出勤をせず 不発と終わりました。
それにしても ここのところ本当に投資詐欺関連のご依頼が多いです。
人を騙して金品を奪い取る詐欺行為(欺罔行為)は、考えようによっては「バレないようにコッソリと取る」泥棒よりも姑息で許されない犯罪だとも言えます。
しかもタチの悪い事に、最近の詐欺師は一丁前に開き直って居直り、相手を脅すような事までも言います。
一昔前までの〝ワル〟には ワルなりの不文律があり、窃盗と詐欺だけは行いませんでした。
むしろワルは、泥棒と詐欺師を特別蔑んでいたものです。
それが今やナンデモアリになり、そればかりか「人を騙して得たお金をたくさん持っている」人間がワルの頂点だったりもします。
従来のシノギ(稼ぎ)に対する警察の締め付けが厳しくなっている反動なのでしょうが、こうなるともう世も末だと思います。
これだけは強く言いたいのですが、「詐欺罪」に対する〝抜け道〟がたくさんあり、「詐欺」に対する対応が甘いからこうなるのだと思います。
極端な話、1,000万円騙し取っても 1万円でも返済(配当)があれば詐欺罪で立件できないとは、あまりにも不条理だと思います。
これだけ世の中に詐欺が蔓延り、「詐欺師天国」「騙したもん勝ち」のような状態になっているのですから、詐欺罪の成立要件の垣根をもっと低くして、詐欺罪自体ももっと重罪にするべきだと思います。
調査をして身元を判明させれば、あとは請求をするだけです。
請求しても払わない相手には、それなりの対抗手段を用いるだけです。
こちらに滞在中に必ずや、この詐欺加害者に対する調査も完了させたいと思います。