代表のブログ

「ペーちゃんと秋彦」

投稿日:2019年08月08日

小学生の時は、1.2年、3.4年、5.6年とクラス替えをしたのでその度に「親友」みたいなものが変わりました。
1.2年生の時は「富田」で、3.4年生の時は「ボチャン」、5.6年生の時は「ペーちゃん」と「秋彦」です。

 

親友と言うよりはどちらかと言うと子分に近かったと思いますが💧小学校5年生の私が余裕をコキながら遅刻して登校すると、もう授業が始まっているにも関わらず 下駄箱のところで二人で私の上履きを持って待っていてくれたりしました😅💧

 

秋彦の繰り出す「ムカついたヤツの靴の中にアマガエル」はエゲツなく、ペーちゃんの繰り出す「銭湯の女風呂覗き」は衝撃的でした😅💧
体が大きかったので一番威張ってはいましたが「悪さ」のほとんどは彼らに教えてもらっていた感じです。
そんな感じで三人で徒党を組んで散々悪さもしましたが、楽しい日々だったのでとてもいい思い出になっています。

 

 

そのうち中学校に上がり、中2からは二人ともほとんど付き合いがなくなりました。
中2の時 ペーちゃんと秋彦は、隣の小学校出身の不良グループに入り、パンチパーマをかけ、中ラン(裾の長い不良が好む学生服)などを着るようになりました。
決して私に敵対的だったわけではありませんが、私はそのグループの連中とは仲が悪かったので「あっそ、そっちに行くの。弱いクセにイキがっちゃって」くらいにしか思っていませんでした。

 

ある時 体育館裏を通り掛かると、ペーちゃんと秋彦が殴り合いをしていました。
よく見ると、お人好しの秋彦は「ゴメンな!ゴメンな!」と半ベソをかきながらペーちゃんを殴っています。

 

周りを取り囲んで半笑いで見ている連中に「何やってんだよ。やめさせろよ」と言うと「これは舎弟(一番下の子分)決めのタイマンなんだよ。口を出すな」と言われました。
昔の親友二人が、やりたくもない喧嘩をやらされている姿を見るのはとても複雑な気持ちです。
柵を乗り越えて止めようかと思いましたが、どこか「裏切られた」という気持ちのあった私は「あっそうかよ」と言ってそのまま行ってしまいました。

 

そのうちペーちゃんは登校拒否になり 卒業まで学校に来なくなってしまい、秋彦は不良グループを抜けてとても暗いやつになってしまいました…

 

 

中学卒業後すぐに、隣町のゲームセンターでペーちゃんとバッタリ再会しました。
不思議な事にすぐに意気投合して、早速その場で「悪さ」開始です😅
コインを使ってコインを落とすゲームを、蹴っ飛ばして落とそうとしました。
ガンガン蹴っていると、奥から「こんな人がゲーセンで働いてていいのか?」と思うようなイカツい店員さんがスッ飛んできて、勢いで頭を小突かれました。
すかさずムッとしたのですが、怒りながらも何か愛情みたいなものを感じたので、珍しく素直に謝りました。

 

それからその店員さんともメチャクチャ仲がよくなり「リーゼントのお兄さん」なので「リーニイ」と呼ばせてもらいました。
その後三人で河口湖に釣りに行ったり、飯を食べに行ったり、15歳の僕らはリーニイに散々遊んでもらいました。

 

 

ペーちゃんとはそれからずっと20才くらいまで親友のような付き合いをしました。
今は地元で家業を継いで「社長さん」として頑張っているようです。

 

秋彦は中学卒業後一度だけ、地元のホームセンターでバッタリ会ったのですが、何かつれない感じだったのでそれっきり会っていません。

 

リーニイはどうも、お隣の中学の五つか六つ上の先輩だったようですが、不覚にも本名を忘れてしまい 探しようがありません。

 

秋彦もリーニイも、どこかで元気でやってくれていればいいなと思います。

 

 

 

 

ブログ一覧に戻る
ページ先頭へ戻る