代表のブログ

政府の「首都圏私立大学定員厳格化政策」に物申す

投稿日:2019年03月23日

文科省は2016年度から、入学定員を超過した私立大に対する私立大学等経常費補助金の配分基準を厳しくしました。
定員の基準を少しでも超過して入学者を受け入れた場合、補助金を交付しないと圧力を掛けたわけです。

 

私大は従来、大規模校では入学定員充足率を120%までに抑えれば助成金が交付されていましたが、
16年度は117%
17年度は114%
18年度は110%
19年度は100%(18年度の混乱ぶりが酷かったので、とりあえずこれは見送られました)
を超えた場合は、補助金を一切交付しないと脅しを掛けたわけです。

 

それはひとえに、政府が「地方の若者離れ」を問題視し「地方創生」を掲げているからなのですが、元々首都圏に住んでいる我々からすると迷惑極まりない話です。

 

今年の受験で一挙に偏差値が10上がった大学があったり、去年から受験者数が6倍も増えた大学があったり、A判定をもらっていた大学に普通に落とされたり、今年のこの異常なまでの過酷な大学受験を生んだのは明らかに政府のこの政策によるものです。
更に政府の読みの甘さがあった事も明白です。

 

「10%や20%人数を減らしたくらいで、そこまで変わらないだろう?」と思われるかもしれませんが、それが上の大学から順番に雪崩れ式に落ちてくるので、中堅から下位大学になると極端な話「総入れ替え」状態に近い状況になっているのです。

「MRACH確実」と言われていた子が「日東駒専不合格」になったり、「日東駒専確実」と言われていた子が普通に「大東亜帝国補欠合格」とかになっているのです。

 

現実問題として企業が大学名で学生の取捨選択をする実態がある以上、二、三年前であれば普通に入れた大学に、政府の都合で入れなくなっている事実はとても容認できないと考えます。

 

人生を大きく左右する事だけに、生まれた年がたった二、三年違うだけで、これだけ不公平な事はないでしょう。

 

私は今年子供が高校・大学とダブル受験だったので分かるのですが、この大学入試の混乱は、三年後を見据えた高校入試にも如実に現れています。
特に私立高校(その中でも特に附属高校)では高校入試でも異常事態が発生しています。

 

私は子供の受験が全て片付いたら、この件を文科省に強烈に抗議するつもりでいました。
しかし、同じ思いをされている複数の奥さんに
「抗議をして来年から制度が緩和されて受験が楽にでもなったら、この件で軒並上がっている自分の子供の入る中堅・下位大学の偏差値がまた下がるような事になりかねず、結果自分の子供の首を絞める事になるからやめた方がいい。」
と強く止められました。

 

確かにそれも一理あるので、今どうするべきか悩んでいるところです。

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