代表のブログ

「児童虐待」

投稿日:2019年02月10日


また千葉県の野田市で痛ましい児童虐待死事件がありました。

 

何故親が子に対してそういう心理になるのかとても理解ができませんが、子供のいる一人の親としてぶつけようのない怒りと何ものにも代え難い虚無感に襲われます。

 

家庭という閉鎖された空間の中で、本来一番愛し、信頼し、頼りにするべき自分の親から虐待されながら亡くなっていった10歳の心愛ちゃんの心中を考えると、本当に胸が張り裂けそうになり自分の心臓の鼓動までもが聞こえてくるようです。

 

 

私の親友がキューバへ行った時の事です。

 

キューバの現地の仕事仲間から唐突に「お前の国では親が子供を殺す事があると聞いたが、それは本当か?」と尋ねられたそうです。
その友人は躊躇いながらも正直に「うん。ある。」と答えたそうです。
そしたら「そんな国のやつとは口も聞きたくない」と全てをシャットアウトされたそうですが、私はその話を聞いた時本当にドキッとしました。
日本ではあまりに多くてつい慣れてしまっている部分がありますが、やはり諸外国では絶対にあり得ない事なのだと改めて再認識させられました。

 

この国にそういう事例が多い理由、メカニズムは分かりませんが、まさに世界に恥ずべき日本の暗部であると思います。

 

 

今回児童相談所の対応も非難の的に晒されていますが、児童相談所だけではなく警察、学校、その他自治体などの連携の強化、それにも増して今は無くなりつつある「ご近所づき合い」のあり方が見直されるべきなのではないかと思います。

 

親の怒鳴り声や子供の泣き声だけでは「教育」「躾」の可能性もあり、なかなか他人が「虐待だ」と断定するのは難しく「もし違っていたら」という気持ちが通報を躊躇わせてしまいます。

 

しかし、それらの虐待行為(いじめの場合も同様)を受けている疑いのある子供をよく観察して下さい。

本人がいくら隠そうとしていたとしても、必ず何かの「SOSサイン」を発しています。

 

もしかしたら、今回の件も最悪の事態は防げたのではないかと思うと悔しくて仕方がないですね

 

このような悲惨な事件が無くなる事を切に願ってやみません。

ブログ一覧に戻る
ページ先頭へ戻る