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「返せない=返す気がない / 一括返済の約束が履行されなかった時点で 即〝分割返済〟にシフトすべき 」

投稿日:2024年12月18日

頂戴するご相談の中で、よく お金を貸している相手から
「〝返せない〟と言われた」
とお伝えいただく事がありますが
〝長期分割払いででも返せない〟
という事はまずあり得ないので
「返せない」=「返す気がない」(もったいないから あなたに返すためのお金を捻出する気はない)
と判断するべきだと思います。

極端な話、その気になれば〝月々1万円づつの返済もできない〟人などまずいないので、言葉は悪いですが 要するに「完全にナメられている」という状況になると思います。

よって、現状返済の意思のない相手を どう
「返さないと(払わないと)面倒な事になりそうだな」
「返して(払って)しまった方が得策だな」
と思わせるかが重要となり、場合によっては相手の〝弱みを突く〟作業なども必要になってくると思います。

理詰めで相手が言い訳のできない状態にして、相手に全面的に非を認めさせ、観念して返金に応じさせるように仕向ける必要があります。

一番重要な事としては
「月々の決まった日に 定額の返済を始めさせる」
事となると思います。


あと よく、何が何でも〝一括返済〟に拘って、あくまでも相手に一括での返済を求めている人を見掛けます。

しかし 相手が「一括では無理」だと言っていて「一括で返せる法的根拠」を突きつける事ができない以上、さっさとそれを認めて 分割返済に応じてやるのが正解だと思います。

※〝SNS等で派手な生活をしている発信をしている〟と主張する事に あまり意味はないと思います。

あくまでも「一括返済」を求め続けて 相手の返済意欲を下げ続けている暇があるのなら、分割ででも〝返済を開始させる〟事の方が よほど建設的で意味のある事だと思います。

悔しいお気持ちは充分理解できますが、無理なものは無理なので、そのような人にお金を貸してしまった自分の〝非〟も受け入れて、現実的な方向にシフトするべきだと思います。


実は私自身 20年以上前に、個人的に まるっきりの善意で400万円貸した人に、見事に飛ばれた事があります。

その後 相手が弁護士を介入させたので、速攻で その弁護士事務所まで赴いてその弁護士を論破し、返済に応じさせる段まで持ち込んだのですが、今度は本人がどこかに行方を眩ませてしまいました。

当時は余裕があった事もあり、どうせすぐに探しても見つからないと判断し 5年以上〝泳がせた〟のですが、探し始めたその日のうちに
〝当時の住所から五回転居していた 別の都道府県の現住所〟
を突き止めて、その日のうちにその住所所在地で本人とご対面し、それからもう16年ほど経つ今現在も 月々2万円づつ返済してもらっています。

やっとあと1年ほどで完済になるのですが、それはそれは途方もない年月であり、これがまるっきりの〝無金利〟である事を考えると、何をどう考えても割に合わないのですが
『一銭も返してもらえないよりは、よっぽどマシ』
という事になると思います。


一つだけ ハッキリ言える事としてお伝え致します。

相手に〝差し押さえ〟のできる財産がない場合(〝差押え〟のできる財産を見つける事のできない場合)、または 何らかの〝弱み〟を掴む事のできない場合は
「圧倒的に債務者の方が立場が強い」
という事を覚えておくべきだと思います。

繰り返しますが、ある程度のお金を貸して それに対する一括返済の約束が守られなかった時点で、相手がどれだけ調子のいい事を言おうが 結果的に分割返済になるという事を覚悟し、そのための〝動き〟をするべきだと思います。

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