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「裁判をやっても勝てるだけの状況があるのに、自らの〝語彙力〟や〝意思伝達能力〟の問題から 諦めざるを得ない状況になっている方」

投稿日:2024年11月13日

表題の通り
「裁判をやっても勝てるだけの状況があるのに、自らの〝語彙力〟や〝意思伝達能力〟の問題から 諦めざるを得ない状況になっている方」
というのは、とても多いと感じております。

まず そもそも論として、そのような方は 否が応でもトラブルの相手にナメられがちになるので、ごく自然な流れとして ご本人が請求(要求)をしても相手が応じてくれないというケースが多くなります。

そうなると 通常は〝弁護士に依頼して請求(要求)してもらう〟という事になると思いますが
「受けている被害や状況を キチンと相談相手に伝える事ができない」
という方が非常に多いと、日々実感しています。

※特に 複雑な案件の場合は、一語一句の間違えで 180度話が変わってくるような事も少なくありません。


実際に、弊社へご相談をいただくものの 少なくとも20〜30%はこれに該当する方なのですが、このような
「対人トラブル」(個人間トラブル・男女トラブル・金銭トラブル)
を取り扱わせていただいている弊社としては、まず
「キチンと状況を把握する」
事が最も重要になります。

ですので、何を仰っておられるのかよく分からないような方には、自ずと〝何度も聞き返す〟という作業が必要になってくるのですが
「抱えておられるトラブルを解決する」
事そのものよりも
「事態を正確に把握する」
「コミュニケーションを図る」
事の方が大変であるようなケースも少なくありません。

因みに、事態を把握するために 何度か聞き返しているうちに〝キレる〟という行動に出る方が少なくないので、そのような方は即終了とさせていただきますが、語彙力がないなりに一生懸命伝えようとしてくれる方には 真摯に対応させていただいております。


弁護士に相談する場合でも、弁護士も暇ではないので、何度も聞き返しても要領を得ない場合は、依頼を断られるか
〝こういう事を言いたいのだろうな〟
という想定を元に動くという事になると思いますが、そのような状況で良い結果が出る事は まずないように思います。
(経験上 それは確かに言える事です)

ですので 過去には何度も、このように
「自分の受けている被害や状況をキチンと伝えられない方」
のお付き添いで、私が〝説明係〟として、ご依頼者様・ご相談者様と共に弁護士事務所を訪れた事があります。

※ 「語彙力がない」「意思伝達能力がない」=「読解力がない」「理解力がない」
という事になりますので、そのような方にも少しでも理解していただくために、私の文章は「」〝〟()※ スペースなどを多用しております。


繰り返しますが(相談相手が誰であろうとも)一語一句を間違えただけで 180度話が変わってくるような事も少なくありませんので
「事実関係を時系列通りに、的確に、かつ簡潔に伝える」
事は、このタイプのご相談者様ご自身が思っているよりも はるかに重要な事となります。

※相談相手が誰であろうとも「助けて下さい」や「お金を返してくれません」だけでは、真剣に相談する気がないのかと思って 相手にされない可能性がありますし、逆に 無駄にダラダラと長い文章は、面倒臭がられて キチンと読んでもらえない可能性もあります。

 

「語彙力がない」「意思伝達能力がない」「読解力がない」「理解力がない」事は仕方のない事でもありますが、本気で 今抱えておられるトラブルを解決したいのであれば、ご自身のために
〝キチンと伝える努力〟
をされるべきだと思います。

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