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「スピリチュアル・スピ系 」

投稿日:2024年03月12日

特に女性は〝これ系〟が好きな方は多いと思います。

私の女房も 家を建てる際に有名な〝占い師〟のところに〝家相〟を見てもらいに行っていましたし、これ系は1ミリも信じておらず 絶対に洗脳されない自信のある私自身も、実は一度だけ 横浜中華街で中国人に手相を見てもらった際、ビシバシ〝過去〟を当てられて 危なくその人に傾倒しそうになった事がありました。

また 私自身が欠かさず行っている「初詣」や「墓参り」や「御守りを持つ事」などに、全く〝スピリチュアル性〟がないかと言われたら、それもまた微妙だと思います。

何であれ 誰が何を信じようが自由なので、他人に迷惑を掛けさえしなければ「どうぞどうぞ ご自由に」という事になると思いますが、なかなかそうもいかないのが現実のようです。


「スピリチュアル」(spiritual)とは
精神や魂、神や霊、心など、目には見えない非科学的な事。
霊的である事や 霊魂に関する様。
語源は「スピリット」(spirit:精神、心、魂)となります。

「スピリチュアル系」(スピ系)とは
占いに凝ったり、心霊現象や前世を信じたり、陰謀論を語ったりする人たち。
何か思いがけない現象が起こった際、それは単なる偶然ではなく〝意味ある必然〟として捉える人たち。
となると思います。

また オカルト性や宗教性によって〝目先の幸福や癒し〟を得る方法論とも言え、占星術や数秘術などの占いや、死者との交信、瞑想などを謳うものが多いです。

表向きは オカルト性を感じさせない ヨガ、セミナー、カウンセリングなどを謳うケースも多いのですが、スピリチュアルの信者や指導者は
「自己愛性人格障害」(NPD・自己愛性パーソナリティ障害)
という病気である可能性を疑うべきだと思います。


スピリチュアル系の問題点としては、信者の依存心を利用して高額を貢がせる、 西洋医学を否定して 代替医療を勧めるといった点が挙げられると思います。

また 自分の非を指摘することを裏切りや攻撃、 洗脳などと捉えるようなケースも見られ、常識的な助言をした親や友人を敵だと認識し、最悪の場合 絶縁をしてしまう場合もあります。

仏教やキリスト教などの古典的な宗教には、 利他的な行動を促すような社会性・ 倫理性を育む教えがありますが、スピリチュアル系の教えは
「あなたは そのままでいい」
「悪いのは あなたではない」
といった甘い言葉に溢れています。

これこそが スピリチュアル系信者の言動が自己中心的になる原因なのですが、この事からも分かるように〝自己愛性人格障害〟は スピリチュアル系に傾倒しやすい最も代表的な精神障害と言えます。

また 自己愛性人格障害は
「自分だけが大事、他の人にも 私を大事にしてほしい」
という価値観を持ちやすいため、スピリチュアル系との親和性が高いのですが、そのベースには 自己中心性、特別意識、共感力欠如などがあり、それに加えて 過剰な承認欲求、支配欲、損得勘定、虚言癖などが見られます。


つい最近 ご依頼をいただいた案件の〝相手側〟の人物に、まさにこれらの要件にドンピシャ当てはまる人がいましたが
◾️〝自己愛〟が強烈なので、他人に対する迷惑や恩義などは一つも考えず、超がつくほど自己中心的である
◾️一切常識が通用しない
◾️とんでもなくおかしな価値観を持っている
等々なので、非常に苦労をする事になりました。

しかし ご依頼者様が
「〝正体〟がこのようなものであるとは夢にも思わなかったので、その正体を暴いてもらっただけで満足です。
このような人間に、もうこれ以上無駄な時間を費やしたくないので、もうこれで結構です。」
と仰るので、とりあえずのところ〝平和的に解決〟という事で収まる形になりそうです。

私自信は 基本的に、相手が精神を患っていようがいまいが キチンと責任は取らせるべきだという考えなのですが、相手が〝マトモな人間〟だと思うと頭に来る事でも、相手がゴリラやチンパンジーだと思えば許せるという気持ちも よく理解できます。

また 普通は許せない問題でも ご当人が〝許す〟のであれば それで宜しいと思いますし、普通は許してあげるべき問題でも ご当人が〝許さない〟のであれば、可能な限り やらせていただく事のできる事は やらせていただく形となります。

もちろんの事、ご依頼者様のお考え(お気持ち)が最優先となりますし、今後もし何かあった場合の〝対策〟も万全に講じておりますので、本件はこれにて 撤退させていただく事になりました。


「対人トラブル」(個人間トラブル・男女トラブル)の類は、その多くのものが〝ご当人同士の気持ちの問題〟です。

だからこそ「事後のフォロー」「事後に伝える事」「事後の行動」などが重要になるのですが、それを怠るからこそ トラブルに発展するわけであり、実際に 弊社にご相談をいただくもののほとんど全てが〝怠っている〟という事になります。

本件の相手側の人は かなり同情すべきところもあるので、できれば救って差し上げたい気持ちもあるのですが、本人は全くご自身が〝おかしい〟という認識がないようですし、あくまでも〝敵側〟でもあるので 残念ながらそうもいきません。

 

 

 




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