代表のブログ

「偽弁護士 / 詐欺師の手口 」

投稿日:2023年09月26日

昨日 私が作った〝LINEオープンチャット〟のグループである
【 慰謝料・損害賠償請求、貸したお金の返金、金銭トラブル トークルーム 】
の中で
『TikTokのダイレクトメールで、弁護士を名乗る人物から とあるソーシャルゲーム上での〝規約違反〟に対して〝警察への被害届の提出〟を伝える文章が送られてきた。』
というご相談をいただきました。


〝被害届を提出されるに至った経緯〟の説明が一切なかったのですが、その〝弁護士からの文章〟をチラッと読んだ瞬間に 明らかにおかしなところに気付きました。

◾️別のネットゲームでの事なのに、TikTok経由で連絡が来るなどあり得ない。
(そもそも SNS経由でそのような連絡をしてくる事自体まずあり得ない)
◾️つまらない〝誤字〟がある。
(弁護士は こんなみっともないミスはしません)
◾️〝被害届〟〝捜査〟という言葉が出てきている以上「刑事事件」の話なのでしょうが、それであれば
「あなたが未成年であれば、親御さんへの対応となります」
はあり得ない。


などの事から、即座に〝偽弁護士〟だと見抜きました。

なので早速
『それでは

⚫︎弁護士の氏名(フルネーム)
⚫︎弁護士事務所名
⚫︎所属弁護士会名
⚫︎弁護士登録番号
を聞いてみて下さい。
内容がサッパリ分からないので、断言はできませんが、恐らく そのまま連絡がなくなります。』

とお伝えをしたところ、それを実践した直後に その〝自称弁護士〟からブロックをされたそうで、偽弁護士であった事が確定となりました。


あっという間の瞬殺劇でしたが、あまりにも幼稚な手口である一方で、この〝ファーストコンタクト〟では〝具体的な要求〟が示されておらず、現時点では犯罪には当たらないように思います。
(または微罪)


まず相手の反応を見て、頭が悪そうであれば 何らかの要求をするつもりだったのでしょうが、その点ではしっかり〝ズル賢さ〟もある人物だと思います。
⁡(返ってきた文章を見れば、一発で分かります)

 

このように 詐欺師というものは、まず
「賢いか?頭が悪いか?」
を確認した上で、〝イケる〟と思った相手を騙しに掛かります。

特に あまり賢くない自覚がある方は、充分お気をつけ下さい。

 

 

 

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