「息子の旅立ち」

明日から長男坊が ワーキングホリデービザでオーストラリアへ旅立ちます。

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ワーキングホリデーとは 基本的に1年間有効のビザなのですが、その間の〝4ヶ月〟は留学をする事ができるというもので、彼の場合は とりあえず3ヶ月間語学学校に通って、その後の9ヶ月間は仕事をしながら〝自分探し〟をする事になると思います。
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本人との約束で 行きの航空券代、3ヶ月間の語学学校の費用、3ヶ月間の宿泊費（ドミトリー10日間、ホームステイ11週間）とその生活費しか出さないので、その後は完全に自活をする形になります。

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オーストラリアのワーホリは、条件さえ満たせば最長3年間の滞在が可能なのですが、当初は「一年間行って来る」という話でした。

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本当は1年間でも寂しいのですが、へーチャラな顔で
「おう、行って来い」
と言っていたところ、その後2年間という話になり、それでも我慢をして
「そっか。頑張って来いよ。」
と言っていたのに、つい最近 期間は3年間で、上手く行けばそのままオーストラリアで就職し、できればオーストラリアで結婚したいという話までし始めました💧
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「オイオイオイ、そんな話聞いてないよ！
いくら何でも そこまでしなくてもいいんじゃないか？」
と喉まで出掛かったのですが、グッと堪えて
「そっか。お前の好きにしろ。」
と言っておきました。
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あまり〝熱望〟するタイプではない彼なのに、高一の時から海外留学だけは熱望していたのですが、高校在学中は成績が足りずに断念し、大学在学中には アメリカの〝南カルフォルニア大学〟への留学が決まっていたのに、コロナのせいで断念せざるを得なくなったという事情があります。

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〝海外留学派遣実績〟だけが魅力の大学でしたので、留学ができないのであれば ただのヘッポコ大学であり、当然の如くマトモなところへは就職も決まりません。

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今年の元旦に、就職の話をした際に
「大学卒業後はワーホリで海外に行きたい」
という事を切り出されたのですが、ワーホリで海外に行く事を目論んで、わざとマジメに就活をしなかった可能性まであります💧
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しかし、私の目の黒いうちは 子供にはやりたい事をやらせてやりたいので、二つ返事で
「おう！行って来い！」
と言ったのですが、まさか三年にもなるとは 夢にも思っていませんでした💧

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この22年間 かなりの〝ぬるま湯〟に浸かっていたので、相当な勢いで苦労をする事になると思いますが、ひと回りもふた回りも大きくなって帰って来てくれればいいと思います。
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先日 ご近所さんとバーベキューをやっていると、いきなり私の友人が家にやって来て、彼に〝餞別〟を渡してくれました。
「A$20×10枚」
という粋な餞別でしたが〝紙幣に透明な部分がある〟とてもオシャレなお札だったので、オーストラリアドルを持っていると勘違いしていた私は 驚いてしまいました。
（シンガポールドルとの勘違いです😅）

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昨日は あっちに持って行く物の買い物で大変だったのですが、ここまで〝100均〟が大活躍した事はありません。
その後 家に帰ってパッキングを手伝っていると〝アイシャドウ〟が出てきたので、女房が自分用に買ったものだと思っていたら、長男坊のものだという事でズッコケました😅
随分前から 当たり前のように使っているそうですが、ジェネレーションギャップを感じずにはいられません😅💧

今晩で最後なので
「焼肉でも寿司でも 何でも食べたいものを食べさせてやるぞ」
と言うと
「最後の晩は ママの手料理が食べたい」
と可愛い事を言ったのはいいのですが、リクエストしたのが〝チキンカツとチャーハン〟だったので、仕度も手伝わなければならない女房は テンヤワンヤです😅
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明日 成田に見送りに行って来ます。
「頑張ってな。必ず生きて帰って来いよ。」
としか言わない予定なのですが、ちょっと 泣くのを我慢できる自信がありません。