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「埼玉県戸田市の中学校での〝侵入切りつけ事件〟/ 精神障害者の起こす犯罪 」

投稿日:2023年03月02日

昨日 埼玉県戸田市の中学校にて、試験中の教室に17歳の男子高校生が侵入し、教師をナイフで切りつけるという事件が発生しました。

逮捕された17歳の少年は
「誰でもいいから殺したかった」
と語っていたそうですが、精神を病んでいる事は間違いなく、この世の中 これほど恐ろしい発言はないと思います。

このような人にターゲットにされるのは、道を歩いていて雷に打たれるかのような不運だと思いますが、私が常々発言をしている このような
「重度精神障害者+強烈な攻撃性のある人」
ほど恐ろしく 厄介なものはありません。


事件前には周辺で 頻繁に猫の切断死骸が発見されており、それもこの少年がやっていたようですが、猫を殺しているうちに物足りなくなり、実際に人間を殺してみたくなったのだと思います。

私は業務上で〝これの一歩手前〟のような人と相対する事も少なくなく、常に
〝今襲いかかってきたら、どう避けて どう反撃するか〟
を考えながらも ヘイチャラで対応していますが、改めて 怖いなと感じました。



去年の8月には、東京都渋谷区円山町の路上(神泉駅駅前)で 中学校3年生の少女が、 道を歩いていた母親と娘2人の胸や背中を刃物で刺すという事件が発生したのは 記憶に新しいと思います。
(事件現場から2、30mほどの「まいばすけっと」というスーパーによく行っていたため、添付画像は 事件の二日後に私自身が撮影した〝現場〟です)


2008年 秋葉原での、トラックで通行人5人を次々とはねた上、降車して通行人や警察官ら17人を次々とナイフで刺し、7人が死亡 10人が重軽傷を負った「秋葉原通り魔事件」(秋葉原無差別殺傷事件)も衝撃的でした。


2001年には、大阪府池田市の池田小学校に 刃物を持った男が押し入り、児童8人を殺害し 教員を含む15人に怪我をさせた事件も衝撃的で、これを機会に〝学校の防犯意識〟が高まったのをよく覚えています。

さて、ここで大きな問題があると思います。


大阪の池田小学校の犯人は 事件から3年後の2004年に死刑が執行され、秋葉原の犯人は 去年死刑が執行されたので、問題はないと思います。


しかし、渋谷の件の少女と 昨日の戸田の件の少年は、まだ未成年な上に 相手も亡くなってはいないので「検察官送致」(成人に準じた処罰)になるとは考えられず、せいぜい「少年院送致」止まりだと思います。

少年院送致となれば、通常10ヶ月程度 長くても1年ほどで社会に復帰するという事になると思いますが(15歳の少女は 6ヶ月以内の可能性もアリ)これだけ重篤な人間が 1年かそこらでマトモになれるワケがなく、必ずやまた 突発的に他人に危害を加えるような事をやると思います。
(そもそも彼らには〝反省させる〟事に意味はありません)


いつ人間に襲いかかるか分からない猛獣を、手かせ足かせを解いて野に放つようなものであり、非常に危険極まりない事だと思いますが、これが〝法の限界〟というものなのかもしれません。


偶然にもつい3、4日前に、レオナルド・ディカプリオさん主演の「シャッター アイランド」という映画を観て〝ロボトミー手術〟というものの存在を知りました。

大戦末期 日本の特攻隊員は出撃前に 景気づけにヒロポン(覚醒剤)を与えられていたといいますし、ヤクザのヒットマンも 覚醒剤常用者が選ばれがちであるという話を聞いた事がありますが、彼らはいつ 自動的に〝スイッチ〟が入るか分かりません。


それが〝病気である〟という問題、人権上の問題などがあるとしても、これだけ危険度が高く これだけの被害が出ている以上、この問題は このまま放置しておいてはいけないと思います。


自分の身内が 自分の子供が被害者になった時の事を考えてみて下さい。
身内が これらの人間に殺されたとしても、その多くの場合で損害賠償さえも取れず〝やられ損〟〝犬死に〟となります。


ロボトミー手術の是非はともかくとして、何か有効性のある 根本的な解決に繋がる対策を取らなければならないと思います。

 

 

※もちろんの事 どれだけ精神を患っておられようが、攻撃性のない方は全く問題はなく、むしろ 労わるべき存在だと思います。

 

 

 

 

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