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「ご自身にも問題のあるお母様からの〝娘さんの対人トラブル〟のご相談 / トラブルの根本的問題点 」

投稿日:2022年12月28日

^_^
先日 ご自身の娘さんが抱えておられる「個人間トラブル」(男女トラブル)のご相談を、そのお母様から頂戴しました。


最初は お電話でのご相談だったのですが、私はその時点で〝その対人トラブルそのもの〟に対するものとは別のところに、漠然と違和感を感じていました。


その後 メールでのご相談に切り替えたのですが、メールでのやり取りをしていくうちに、漠然としていた違和感が 次第にハッキリと見え始めました。


内容の詳細は伏せさせていただきますが、そもそも 娘さんにはトラブルであるという認識はなく、トラブルであると感じているのはお母様のみなのですが、法的にはどうにもこうにもならない案件でしたので、唯一 効果が望める対処法は「カウンセリング」のみである事をお伝えしました。

しかし 高校生の娘さんの事を 必要以上に恐れおののいており、その娘さんの彼氏に言われた たわいもない事に必要以上のショックを受けておられます。


その他にも 色々とお話をお伺いしているうちに〝お母様自身にも 決して小さくはない問題点がある〟という事と、カウンセリングが必要なのは むしろお母様の方である事に気づきましたが、それをお伝えるのは なかなか勇気が要る事です。

しかし私は
「現在抱えておられる対人トラブルを解決させる」
事が仕事ですので、イチイチご相談者様のご機嫌を伺っていては、解決できるものもできなくなります。


それをお伝えした瞬間に怒り出す方もおられるのですが(特に 病んでいる方は)思い切って
「カウンセリングを受ける必要があるのは、むしろお母様の方だと思います」
とお伝えし、その理由もご説明すると、ある程度は理解して納得していただく事ができました。


実際にカウンセリングを受けられるかどうかは 現在お考えになっておられるようですが、少なくとも〝ご自身にも問題がある〟と気づいていただいただけでも 一歩前進ではあると思います。



そのトラブルの〝上辺だけ〟を解決させて
「はい。よかったですね。
それでは、成功報酬をお支払い下さい。」
では、弁護士でもできると思います。


もちろん まずは〝トラブルそのもの〟をどうにかしなければならないので、当然の事ながら まずは〝そのトラブルを解決させる〟事に対応させていただくのですが、それだけでは問題の根本的解決にならないような事が少なくありません。

この
「そのようなトラブルに巻き込まれた〝原因〟はどこにあるのか?」
「そのトラブルの 本当の問題点はどこにあるのか?」
「そのトラブルの根本にある その問題の真相はどこにあるのか?」
などを見つけ出すのが一番大変だったりもするのですが、〝その部分〟を改善しなければ きっとまた同じ事の繰り返しになると思います。


※もちろんの事 私も相手は選ばせていただいております。
善意でお伝えした事によって、お互いが嫌な気持ちになっては元も子もないので〝聞く耳を持ってくれそうな方〟にしか そこまでの事はお伝えしません。
もちろん
「現在のトラブルさえ解決してくれればそれでいい。
余計な事は言われたくない。」
という事であれば、全くもって それでも構いません。



少々言いにくい事を言わせていただきます。


仕事上で散々「トラブル(問題)を抱えておられる親と子」を見て参りましたが、特に 親子の〝悪いところ〟や〝足りないところ〟の遺伝率は相当高いように思います。
(私の親と私、私と私の子もそうです)


〝判断力〟〝常識力〟という点においても 全くもって同じ事が言えるのですが、特に 通常巻き込まれないような酷い〝対人トラブル〟に直面されている親子の、どちらか片方のお話を聞いてから その後にもう一方のお話を聞いて「あっ、なるほどな」と思わない事はまずありません。


ほとんど全ての場合で「あっ、なるほどな」と思うという事ですが〝家族全員〟が同じようなタイプである場合も少なくないものです。

〝家族全員から〟のような形のご依頼を受ける事も多いのですが、家族全員で 全く間違った方向に向かっているようなケースが非常に多いように感じます。


思考が同じ人同士で問題の解決を図っても、解決するものも解決しないという事にもなり得ます。


相談するのが誰であれ、自分たちとは全く違う 全く他の思考を持った、知識や経験の豊かな人の意見を聞く事が、問題解決の近道であるようなケースは、かなり多いのではないかと思います。

何故 自分(たち)は 何度も何度もトラブルに巻き込まれるのか?
何故 自分(たち)は そのような酷いトラブルに巻き込まれたのか?
よくお考えになった方がいいと思います。

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