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「嘘」

投稿日:2018年05月17日

私は職業柄「嘘」との付き合いは切っても切れません。

 

案件によっては「嘘との戦いが全て」のような事も少なくありません。

 

仕事なので仕方ないのですが、私は元来嘘をつく事もつかれる事も大嫌いです。
「嘘は泥棒の始まり」とも言いますが、私に言わせれば「詐欺師の始まり」です。

 

 

この世の中嘘で溢れかえっています。
真実と嘘とでは、嘘の方が多いのではないかと思ってしまうくらいです。
FacebookなどのSNS上でも、嫌になっちゃうほどたくさんいますね。

 

「嘘も百回言えば真実になる」ということわざまでもがあり、それを自でいっているお国もあるようですが、人は概ね自分が得をするために嘘をつきます。
嘘も上手くついているうちは非常に便利なものなのでしょうが、いざバレると致命的に信頼関係が壊れます。
「信頼関係が壊れてもいいから得をしたい」という人が本物の「嘘つき」という事になるのでしょうが、私には到底理解ができません。

 

私は滅多な事では子供を怒らないのですが、子供が嘘をついた時だけは容赦なく怒ります。
絶対的に「嘘つき」にだけは育てたくありません。

 

しかしながら、かくいう私も「こう言っておいた方が丸く収まる」など便宜上嘘をつく事もありますし、嘘とは違いますが「隠す」という事はよくします。
「嘘は全て害悪だ」とは一切思いませんし、嘘で人が救われる事もあります。
「生きていく術だ」と言う人もいるかもしれません。

 

でも「自分が得をするための嘘」「人を欺くための嘘」は、絶対的によくありませんね。

 

 

お金の貸し借り、男女の恋愛のもつれ、友人同士、投資関係、完全な詐欺事案等々…仕事上で嫌になるほど「騙された」という話を耳にします。
しかし残念な事に、大概の場合騙された方が結果的に泣き寝入りする事になってしまいます。

 

詐欺事案の場合、仮に首尾よく事件化できて相手の逮捕に繋がったとしても、詐欺師は95%以上の確率で一銭も弁済してくれません。

どうも「こうやって刑事的に罪を償っているのに、何でその上金も返さないとならないんだ?」という心理が働くようです。

 

その他の理由としては、
・お金に余裕がある状態で詐欺を働く者は稀であり、大概は騙し取ったお金はすぐに使ってしまうから。
・起訴か不起訴か、または実刑か執行猶予かのギリギリのラインでない限り、被害弁済しても大きくは刑は変わらないから。
・検察・警察は、少しでも刑を重くするのが仕事のようなところもあるので、被疑者・被告人に対して積極的に被害弁済を勧めないから。
などが挙げられます。

 

 

詐欺事案に限らず、嘘が絡むトラブルから救済して差し上げるのも当社の役目であるのですが、皆様も是非自己防衛意識を高め、知識武装をし、「嘘を見抜く目」「嘘つきを見抜く目」を養って下さい。

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