代表のブログ

「交通事故の示談の現実」

投稿日:2018年02月20日

交通事故の示談交渉は、症状固定(平たく言えば、傷病が治った状態)のタイミングから始まる事は稀で、実際には事故後に加害者の代わりに保険会社の担当者から連絡がきて始まります。

 

担当者は「治療方法」や「整骨院への通院」など事細かく横やりを入れてきたり、「過失割合」や「収入証明」など示談の重要な局面で意見を主張してきます。
そのため、示談交渉の場では被害者と保険会社の間で頻繁にトラブルが起こります。

 

担当者が厳しい交渉をする理由は、保険会社の「示談の考え方」「対応マニュアル」「社内で決められた賠償基準」によるものです。

保険会社としては事故後できるだけ早期に処理し、かつ賠償額を少なくしたいのです。

 

□保険会社が示談を急ぐ理由
・治療費を少しでも少なくしたい
・休業損害、逸失利益をできるだけ少なくしたい
・長引かせて後遺障害認定をしたくない
・単純に案件を早く終わらせたい
・最も低い補償の自賠責基準で示談したい

 

また、交通事故の示談交渉に出てくる担当者は、事故、保険、医療、法律について教育を受けており知識豊富です。
保険会社の交渉マニュアルに沿ってもっともらしく説明し、被害者の主張を聞き入れず、保険会社の賠償基準を押し通そうとします。

 

□保険会社がよく使う示談テクニック
・過失割合の主張を曲げない
・治療の打ち切りを宣告する
・症状を固定するように促す
・後遺症は無いと断定する

 

このように交通事故の示談では、「保険会社の対応に不満がある」「説明に納得できない」など担当者と示談交渉する事自体に嫌気がさし、結果諦めてしまうケースが非常に多いのです。

 

当社では、示談交渉で損をしたいためのノウハウやコツを持っておりますので、困った時は是非ご相談下さい。

 

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