代表のブログ

「嫌がらせ」「器物損壊」案件 (失敗ケース)

投稿日:2018年02月06日

東京都 男性 38歳 既婚 Kさん

 

□ お悩み

 

真昼間、街道沿いの自分の駐車場で車に乗り込もうとしたら、暴走族が通りかかりこちらに向かってエンジンの空ぶかしをしながら威嚇してきたそうです。
気の強いKさんは応戦するような態度を取ったところ、暴走族は走り出して行ってしまったそうです。

 

その約二週間後まず車にカラースプレーでいたずら書きをされ、それを直した直後に前輪二本をパンクさせられ、それを直した直後に後輪二本をパンクさせられました。
しかもこの三件を1月かそこらの間でやられたそうで、何度も警察に出向いたのに相手にされず、堪らず私のところへ相談に来られました。

 

□ 解決までの経緯

 

とりあえず暗視カメラを二週間設置しました。
その間近隣の暴走族、旧車会のたぐいの連中を調べ上げ、ご依頼者様が「顔を見れば分る」と言うので溜まり場のようなところにも同行しましたが、手がかりに繋がるような情報は得られませんでした。

 

二週間の間は何も被害はなかったのですが、映像をよく確かめると深夜に遠くから車の方をチラチラ見ている人物が映っていました。
意外と用心深い人物のようで、目ざとくカメラを見つけたようです。
そこでご依頼者様に「設置場所を変えて、もう二週間設置した方がいい」と勧めました。
しかしご依頼者様が「いや、これでこちらの本気度が分っただろうから、もう来ないだろう」と再設置を拒否をされました。

 

そしたらその三日後に、ブロック塀のブロックでフロントガラスを割られ、ボンネットも陥没するという最悪の結果になってしましました。

 

そこでさすがに警察も被害届は受理してくれて、調書くらいは取ってくれたようですが、「でも犯人の特定は難しいですね」と言われたそうです。
ご依頼者様に「駐車場を変えるから、その間もう被害が出ないようにして欲しい」と頼まれたので、本物そっくりのダミーのカメラを無料で設置して差し上げました。

 

この案件は悔しくも「犯人特定」からの「刑事的もしくは民事的に責任を取らせる」事ができず、本当に悔しい思いをしたので忘れられない案件です。
ご依頼様は、その後駐車場を変えられました。

 

□ 解決までの期間

 

当社へのご相談から、駐車場変更まで約二カ月。

 

□ 苦労した点

 

暴走族だと聞いたので、すぐに証拠を押さえられるだろうと思っていたのですが、意外と用心深く小利口だったのが計算外でした。

 

後から分ったのですが、暴走族と旧車会というのは見た目は一緒でも内容が全然違い、旧車会は30~40歳を過ぎている輩もいるそうです。
なので今思えば旧車会の連中だったのかもしれません。

 

特にいたずら・嫌がらせは「相手の特定」と「証拠」が全てと言っても過言ではありません。
相手を特定し、しっかりとした証拠さえ押さえてしまえば、完全に主導権は逆転します。
あとは話し合いで解決するのか、、民事的に賠償させるのか、刑事罰を求めるのか、民事刑事両方なのか、被害の大きさや被害者側の考え方や加害者側の出方、状況次第で判断すればいいのです。

 

□ お客様の声

 

この度はありがとうございました。
少し残念な結果になってしまいましたが、私が岩田さんの言う通りにしなかったのが大きな間違えでした。

 

一緒になって悔しがってくれた事は忘れません。
うわべだけでなく「心」のある人だと感じました。

 

もうああいう連中は二度と相手にしないようにします。
ありがとうございました。

 

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