「あしたのジョー」

Netflixでゆっくり2ヶ月くらいをかけ、昔のテレビアニメ「あしたのジョー 2 」全47話を見終わりました。

一昔前までは「アニメオタク」だの「アニヲタ」だの言われ 少々バカにされていた〝アニメ好き〟ですが、今の「鬼滅の刃」の空前絶後の大人気ぶりを見ていると、もうそんな事は言っていられないように思います。

私は「鬼滅の刃」も「ワンピース」も「ドラゴンボール」も一度も見た事がないのですが、子供の頃に見ていた昔のアニメは 懐かしくてたまに見ます。

子供の頃好きだったアニメはいくつかあるのですが、やはり一番鮮烈に印象に残っているのは この「あしたのジョー」です。

テレビ版として「1」と「2」、劇場版としても「1」と「2」があり、劇場版はDVDを持っているのですが たまたまテレビ版を発見したので 思わず全話を見てしまいました。

結局1も2も 最後には負けてしまうところがまた何とも言えないのですが、2の結末は まだ子供だった私には強烈なインパクトとして残っています。

私自身の思想的には真逆だと思うのですが、「よど号ハイジャック事件」の犯行グループのリーダーが、ハイジャック後 乗客に向けての第一声で
「我々は あしたのジョーである」
と発した事を知った時は、意味も分からずシビレたものです。

主人公「矢吹 丈」のモデルになったのが「たこ八郎」さんだと知った時は 少々ショック（たこさん🙏）でしたが、人間性とボクシングに向かう姿勢がとてもカッコよく、その「破滅的」とも言える生き様に憧憬の念さえも抱かせる 私の中の〝ヒーロー〟の一人でした。