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「ストーカー・脅迫・名誉棄損」案件

投稿日:2018年01月24日

先週末、妻子ある男性とお付き合いしている女性の方からのご相談がありました。

 

不倫自体は倫理的には充分問題がありますし、相手の奥様方からの損害賠償請求の恐れもありますが、一切「犯罪」ではなく刑事的に追及されるところではありません。
「パートナーに不倫をされている奥さま旦那さま」からのご依頼も多いのですが、今回はその行為自体が問題ではありません。

 

その女性は別の男性にも言い寄られており、年中プレゼント攻勢を掛けられていたそうですが、ある日プレゼントの受け取りを拒否したところ豹変したそうです。

いきなりその不倫相手の男性の勤め先に告発文を送りつけてきたのですが、その内容が筆舌にも尽くしがたいほどのオドロオドロしいものでした。
嫉妬に狂って完全に自制心をなくしてしまった人ほど恐いものもないのですが、過去の男性遍歴から性的な事からある事ない事誹謗中傷の限りを尽くし、相手方の奥さんや彼女の姉のところなどへの「告発文」のさらなる拡散の予告までしていました。

 

これは完全に犯罪です。

告発文ではやたらと彼女の事を「犯罪者」(不倫をしているから)呼ばわりしていましたが、逆に犯罪者は自分自身なのです。

 

例えが正しいかどうか分りませんが、山の中で立ち小便(山の中であろうが厳密には軽犯罪法違反ですが)をしている人を、いきなり後ろからバットで殴るようなものです。
それが単なる正義感からであればいざ知らず、一方的な嫉妬心からですから正気の沙汰とは思えません。

 

知人のご紹介という事もあり、久々に私自信憎悪の念がわきましたが、ここは冷静にならないといけません。

 

ストーカー規制法、脅迫罪、更には名誉棄損で訴える事もできますが、今のところその男がやったという証拠がありません。
警察もこの程度の案件では、指紋の照合も筆跡鑑定もしてはくれません。
ここまで常軌を逸している相手なので、殺傷事件に発展する危険性もあるのですがね…

 

民事不介入の原則もあり、元来警察は「男女の痴情のもつれ」には特に首を突っ込みたがりませんでした。
その中でも特に、大人の関係になった男性側が、その後ストーカー被害・DV被害にあってもなかなか取り合ってくれないのが現状です。
元々忙しいのところに持ってきて「そんな事にイチイチ構っている暇はない。あなたもいい思いをしたのでしょ?そんなの勝手にやってくれ」という感じのようですが、今は世論の高まり、法整備の進捗もあり少しづつ重い腰を上げてくれています。

 

しかし「男女の痴情のもつれ」程度では、例え「重大事件に発展する可能性がある」からといって、証拠まで探してはくれません。
顧問弁護士に相談してみたところ、私と同意見で「その男がやったという証拠がないと弁護士も警察も動けない。でもとりあえず警察には相談しておいた方がいいが…」という事でした。

 

でも今現在彼女は、その男に自宅も勤め先も知られているため、仕返しが恐くて対処するかどうか悩んでいる状態です。

 

当社が「成功報酬」をいただくのは、最後の施策を実行してから二週間後です。
「事後」が一番ご心配でしょうから、二週間はちゃんと様子を見させていただいており、二週間を過ぎた後もきっちりアフターフォローをさせていただきます。
しかし、24時間お付添いしているわけにもいかない(もちろんご依頼があればお受けします)ので、その辺のご判断はご依頼者様に委ねる形になります。

 

彼女には証拠を取る「秘策」は教えておいたので、彼女に戦う踏ん切りがついたら全力で協力させていただくつもりです。

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