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「鰻」

投稿日:2020年07月13日

昨日、少々早い「土用の鰻」を食べました。

 

土用の丑の日のあたりに お店に食べに行こうと思っていたのですが、女房がスーパーで買ってきてしまったのでこれで代用です。

 

スーパーの鰻は「お酒で蒸す」という作業をすれば 身が柔らかくなりそれなりに美味しくなります。

 

うな丼と、肝串、肝吸いも作りました。

 

 

つい数年前に気付いたのですが、どうも私の一番の好物は鰻のようです。
それにしても鰻の高騰が止まりませんが、つい15年〜20年くらい前まで 1,500〜2,000円も出せば立派なうな重が食べられたものです。

 

しかし 先日調査で浜松へ行った際「時間があったら鰻でも食べて帰ろう」と思い下調べをすると、今は普通に4,500円〜5,000円するようです💧
(結局時間がなくて食べられませんでしたが)

 

 

日本人は非常にウナギが好きで、全世界のウナギの消費量の7割を日本で占めているそうですが、高騰の最大の要因は ウナギの稚魚(シラスウナギ)の乱獲です。

 

儲かる話には もれなく中国が絡んできます。

 

ニホンウナギは、太平洋のマリアナ海溝沖で産卵します。
その後 ふ化したシラスウナギは、海流に乗ってインドネシア方面へ移動し、台湾、中国の海辺を通って黒潮に乗って日本にたどり着きます。

 

そして日本の川にのぼり、大きくなるまで10年以上掛かって成長し、産卵のためまたマリアナ海溝に帰っていくわけです。

 

しかし 日本にたどり着く前のシラスウナギを中国が乱獲し、そのシラスウナギを日本に高値で売り、さらに養殖をして成長したウナギも日本に売っています。

 

中国はずっとこれを繰り返しているわけですが、当然産卵するウナギの数が大きく減少するので 自然と全体数が激減し、価格の高騰に繋がっていくわけです。

 

この国の人たちには「資源を守る」という概念がないため、問答無用で「根こそぎ」獲ってしまうのですが、同じような「日本にたどり着く前に一網打尽」をサンマやサバなどでもやっており、近年の我が国でのあからさまな不漁に繋がっています。

 

この国は本当に 一から十までロクな事をしませんが、GDPで日本を抜いて世界第二位(〝国民一人あたりGDP〟は日本の1/4以下)となった今でも、頭の中は幼稚園児並みのようです。

 

一番怖いのは、彼らがウナギの美味さに気付く事です。
何せ世界の人口の1/6は中国人が占めています。
10年ほど前、彼らがチーズの美味さに気付いて食べ始めた途端にチーズが高騰しました。

 

まるで 作物を食い荒らす「イナゴの大群」のようですが、「根こそぎ軍団」がウナギの美味さに気付いたら それこそ大変な事になります。

 

 

国内事情に目を向けると、我が国の鰻の養殖事業には 何故か新規参入が許されておらず、ほぼ専売特許のような状態になっています。

 

鹿児島には「うなぎ王子」なる超超成金青年もいるそうですが、当然の結果として「競争の原理」は働かず、これも価格の高騰の一因となっています。

 

しかし 昨日のYahooニュースによると「近大マグロ」で有名な近畿大学が、うなぎの養殖にも成功したそうです。
近大マグロのような脂の乗った質の高いウナギを、ドンドン養殖して 安価で供給して欲しいと願うばかりです。

 

 

この夏もう一度だけ、伊豆下田の「小川家」さんでうなぎを食べる予定です。

 

もはや どこに行けば天然物のうなぎが食べられるのか分かりません。
過去に一度だけ食べた事があるのですが、ドエライ事になりました😅💦
養殖物と違い それだけ栄養価も高いという事でしょうが、もう一度食べてみたいものです。

 

 

 

 

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