代表のブログ

「自粛警察」

投稿日:2020年05月16日

反対意見もあろうかと思いますが、あくまでも私の個人的な意見として言わせていただきます。

 

コロナ感染者の個人情報を晒し上げにしたり、休業要請や外出自粛に応じない人や店舗を晒したりする「自粛警察」「コロナ自警団」と呼ばれる輩がいるそうです。

 

私に言わせれば「クダラナイ」事の極みであり、誠に情け無い連中としか言いようがなく、私が一番苦手な人種でもあります。

 

見なくてもどのような人物かおおよその検討がつきますが、このような連中と「ストーカー」は〝気質〟が非常に似通っていると言えるので、弊社の業務上参考になる部分もあります。

 

 

何故日本人は「本当に立ち向かわなければならない重要な事」には知らぬ存ぜぬを決め込んでいるのに、このようなクダラナイ「人の挙げ足取り」みたいな事には無駄にハリキル連中がいるのですかね?

 

面と向かうと何も言えないクセに 電話やメールだと強気になる人も多いようですが、このような半匿名性のものになると いよいよ調子に乗って「やりたい放題の傍若無人」になるから困ったものです。

 

連中は「正義」を謳っているようですが、正しい事をしている自信があるのであれば、少なくとも人の事を晒すのなら コソコソやらず正々堂々と自分も名乗るべきではないでしょうか?

 

 

「身勝手な行動をとる人がいると、そこから感染が拡大する可能性がある」
という気持ちは分かりますが、そんな事言ってたらキリがありませんし、一個人に制裁を加える権限はありません。
(法的には〝明らかに大衆の利益になるものであれば〟実名を晒しても名誉毀損にはあたりませんが)

 

それなりに「大義名分」があると言いたいのは分かりますが、あまりにもやり口が姑息であり、ヒーロー気取りの方向性を間違えていると思います。

 

「人が集まる事によって、感染拡大のリスクが高まる」という意味においては、営業しているお店を攻撃するのであれば、営業をしている企業も攻撃するべきです。

 

何故 国もこういう連中も企業を対象としないのかと言えば、企業が営業を止めると自分たちも困るからです。
殊更にお店ばかりを標的にし目くじらを立てるのは、少々おかしいのではないでしょうか?

 

 

決して犯罪を犯しているわけではなく、人それぞれ「事情」もあるわけです。

 

「自分は我慢して自粛してるのに、我慢していないヤツは許せないから攻撃してしまおう」
というのは、小学生レベルの情けない発想だと思います。

 

他県からの車のナンバーを撮影してネットに晒したり、車に傷をつけたり、公園で遊んでいる子供たちを怒鳴りつけたりなどもっての他で、狂気の沙汰としか言いようがありません。

 

人は自分が満たされていないと他人を攻撃したくなるものですが、まさに自分のストレスを発散するためのものであり「八つ当たり」とも言えるでしょう。

 

国は一刻も早く収束をさせる必要があるので、少々大袈裟に言わざるを得ません。
それは国として「取るべき道」でもあるのですが、個人レベルでは それぞれの「考え方」「モラル」に任されるべき問題だと思います。

 

ある一定のモラルさえ守られていれば「人は人 自分は自分」だと思いますので、一個人が警察官気取りで他人を攻撃するのは少し違うと思います。

 

 

まだ収束したわけではありませんし、実際に亡くなられた方々にはご冥福をお祈りする事しかできませんが、このコロナ騒ぎでは「人間の本質」「人間の醜さ」が見えたような部分もあり、ある意味いい勉強になりました。

 

子供たちにも
「これはある意味貴重な経験だぞ。
人は自分に余裕がある時はいくらでも紳士的に振る舞えるけど、究極の状況に追い込まれた時こそ本質が見えるものだ。
アメリカやイギリスなどでのアジア人差別を見ろ。
これがやつらの本性だ。
この先 社会生活をしていく中で〝人を見る目を養う事〟が一番重要になってくる。
このコロナ騒ぎの中で人々がどういう言動をとるのか、よーく見ておけよ。」
と伝えています。

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