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「疑心暗鬼」

投稿日:2020年04月27日

昨日 犬の散歩がてら、東京で桜で有名な公園へ行ってきました。
暖かかった事もあり 意外なほど人がたくさんいましたが、「ゲッ!」ではなく「ホッとした」としたというのが私の率直な感想です。

 

 

物理的に、外国からの入国を全てシャットアウトし、全日本国民が2〜3週間一歩も外出せず、その間に発症した患者さんを完全に隔離する事ができれば、コロナはじきにゼロになるのだと思います。

 

でも それは実質的に不可能なので、極力外出を控え 極力人との接触を減らそうというのは大正解だと思いますし大賛成です。

 

しかし 何やら東京都民が他県へ行くと、行く目的に関わらず まるで犯罪者のような目で見られる風潮には、正直首を傾げたくなります。

 

マスクを運搬してくれるトラック運転手さんは大歓迎なのに、それ以外の「公共性のない 私的な仕事で来られるのは迷惑」というのはおかしいと思います。

 

普段「来て来て」言ってる観光地が「来るな」と言っている事にも違和感を感じます。
そんなブサイクな事を言うのであれば、告知の上 地域の施設や店舗を全て閉鎖すれば済む事ではないでしょうか?
それくらいの財源は確保できますよね?

 

もちろん「注意喚起」は必要だと思います。
しかし 日本国憲法第11条にも権利が保障されていますし、現行法では人の往来を強制的に規制する事はできないので、そこはある程度「個人の裁量」や「個人のモラル」に任されるべきものであると思います。

 

 

保菌者が敢えて外出をして、故意に撒き散らそうとしているわけではありません。
これから増える可能性はあるとはいえ、現在判明している我が国のコロナウイルス感染者の割合は「1万人に1人」で、パーセンテージに直すと「0.01%」です(厄介なのが無症状感染者ですが)

 

言いたい事はよく分かるのですが、
「保菌の可能性が限りなくゼロに近い人が、何らかの理由があって外出する」
事にそこまでの非難を浴びせるのは、少々おかしいのではないかと思います。

 

私が2月24日時点の投稿で指摘した
【それが日本国中に広まり、疑心暗鬼だらけのパニック状態になるような事のないよう祈るばかりです】
が 見事に的中してしまった形ですが、何か非常に嫌な感じですね。

 

 

コロナの潜伏期間は最大で2週間と言われています。
緊急事態宣言の発令から29日(水)で3週間となります。
【ここから5月6日までの10日間で、どれだけ新規感染者数が減ってくるか?】
これが非常に重要であり、大きなターニングポイントともなり得ますので、注意深く見守る必要があります。

 

いづれにせよ「東京などの都市の 2週間程度の延長」は避けられないのではないかと思いますが、万一、今後5月6日に掛けて 新規感染者数が目に見える形で減っていかなかった場合が怖いです。
我慢の限界を越えてしまう人が出てきて、無謀な行動に走る人が現れる事が予想されます。

 

とりあえず、行われる検査の数の関係で「月曜日は新規感染者数が減る」と言われているので、本日はとりあえず減るとは思います。
(昨日は特別少なかったので、昨日より減るかどうかは分かりませんが)

 

 

伸るか反るか、最重要局面は 明日28日(火)からになると思います。
グングン減っていってくれる事を願うばかりです。

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