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「一寸の虫にも五分の魂 / 窮鼠猫を噛む」

投稿日:2020年02月21日

この二つの言葉は私の大好きな言葉です。
座右の銘と言ってもいいかもしれません。

 

詳細は省きますが、一時期抑圧された時代を過ごした私の、その当時の信念・信条でもありました。

 

一人でどれだけ頑張っても巨大な権力の前にはなす術もなく、結果更なる抑圧を受ける結果となるのですが、私は「眼光」だけは失う事なく、決して媚は売らずに立ち向かいました。

 

間違えなく「損をする性格」ではあるのですが、自分の信念を曲げてまで得をする気はありません。

 

人間一度「負け犬根性」を植え付けらてしまうと、そこから立ち直るのはなかなか大変な事だと思います。
もしかしたら、今の日本人全体がそれに近い状態なのかもしれません。

 

私にとっての〝あの戦い〟は決して負けではありませんでした。
気持ちの問題かもしれませんが、何事も「勝ちはできなくとも、決して負けない」という事は、意外と重要な事なのではないかと思います。

 

今ではその当時と一切無縁の生活を送っていますが、その時 自分の信念・信条を曲げなかった事は 今でも私の心の大きな支えになっています。
(決して 左翼的活動家だったわけではありません)

 

 

話は変わりますが、つい三日ほど前に【スノーデン】という映画を観ました。

 

この映画のモデルである エドワード・スノーデン氏は、アメリカが国家的(NSA、FBIが主導)に行っていた「監視プログラム」で、Microsoft、Google、Yahoo!、Facebook、Skype、YouTube、Appleなどの協力を得て、日本を含む世界38の大使館や代表部、米国民を含む全世界の人々の通話、動画、写真、メールなどを監視していたという世界的一大スキャンダルを暴露した人です。

 

まだ6、7年ほど前の事なので 皆さんまだ記憶に新しいと思いますが、この方は素晴らしい信念・信条をお持ちの〝心ある〟立派な方だと思います。

 

富も安定した生活も自分の人生も全て投げ打って、一銭の得もしないのに 命がけで自国の不正を暴いた「正義の人」と言ってもいいと思います。

 

今後も永久にアメリカへの帰国は許されないようですが、ロシアで幸せな余生を送ってもらいたいと願うばかりです。

 

 

あと、昨日【米軍が最も恐れた男〜その名は、カメジロー〜】という映画も観ました。

 

まるっきりドキュメンタリーなので 映画としてはあまり面白くはないのですが、主人公の「瀬長 亀次郎」という方は、第二次大戦後の米軍統治下の沖縄で 唯一人米軍による暴挙とも言える弾圧にも負けず不屈の精神で立ち向かった「沖縄の父」とも言える存在の方です。
この方もまた、尊敬に値する素晴らしい信念・信条をお待ちの〝心ある〟方です。

 

【ムシルヌ アヤヌ トゥーイ アッチュンドー】
「ムシロのアヤのように、正直に真っ直ぐ生きろ」
この方の母の 亀次郎氏への教えですが、この母もまた 素晴らしい人格者であったのだろうという事が、容易に想像できます。

 

蛇足にはなりますが、沖縄好きの一人の「本土の人間」として
「今の日本の繁栄は、戦中から現在に至るまで、沖縄の方々の犠牲の上に成り立っている」
という事は 決して忘れてはならないと思います。

 

 

エドワード・スノーデン氏しかり、瀬長亀次郎さんしかり、このような利害を一切度外視して、己の信念・信条のみに突き動かされ、危険を顧みず巨悪と戦う正義の人を見ると、本当に魂が震える思いがします。

 

 

 

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