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「ナイジェリアの手紙」または「419事件」

投稿日:2017年11月19日

以前、施策中に対象の職業詐欺師から「警察官と暴力団員が一番騙しやすい。なぜならば彼らは自分は騙されないと思いこんでるからだ」と直接聞いた事があります。
私はそのどちらでもありませんが、職業柄当然騙せれない自信はあります。
が……実は昨夜リアルに危ない目に遭いました。

 

昨夜、facebook上の個人のアカウントに、自称ドバイに住むインド人から友達申請がありました。
面識のない外人さんの友達は何人かいるのですが、来るものは拒まずでホイホイ承諾をしたところ、間髪入れずにメッセンジャーから英語で連絡が入りました。
以下抜粋。
【 こんにちは〇〇(私の苗字)
今私があなたに出会うのは神様の願いです。オンラインであなたを見たとき、私はあなたに連絡し、お互いに助け合うのが最善の方法を見てくれるようにプッシュされました。私はU.A.EのBank OfficerであるMr.S.S.(省略)です。私はあなたの姓と関連しており、あなたが恩恵を受けようとしているので、私はあなたに興味があると信じているあなたと共有したいと思っている重要なビジネスの議論を持っています。
あなたの国の市民であるピーター・〇〇〇(私と同姓)氏は、2005年に108ヵ月間、私の銀行に定期預金を持っていました。この預金契約の期限は2015年1月22日で、30,000,000米ドル(US $ 3,000万ドル)でした。ピーターは、2006年5月27日のインドネシアのジャワ島での地震災害で、5,000人以上が死亡した。彼は出張の際にインドネシアにいたので、それは彼が彼の最後に会った方法でした。私の銀行経営者はまだ彼の死について知りませんでした。私は彼が私の友人であり、私は彼の経理責任者であったので、私はそれを知っていました。ピーターはアカウントが開かれたときにキン/ホーカーの次のことは言及せず、彼は結婚しておらず、子供もいませんでしたので……(以下省略)】

 

要するに『金持ちの日本人(?)が、この人の勤めている銀行に30億円の資産を残して亡くなり、相続人がいないから同じ名字のあなたに相続する』というものでした。

 

すぐに詐欺だと分りましたが、30億円という数字に一瞬目がくらみました。
が、すぐに気を取り直して検索してみたところ、
『この手の詐欺事件は数年前から度々発生しており、ナイジェリア刑法第419条に抵触するため通称「419事件」と呼ばれている』
とありました。

 

そこで相手に
『I Know「NO.419」』
と送り返したら、
『何を言っているのか意味が分らない。こんなビックチャンスを逃すのかい?』
的な返事が返ってきて、
それに対して
『色々とやり取りをした後に、手数料を請求する事は知っている。
我が国では、詐欺と窃盗は一番卑下されるべき恥ずかしい事だ。
やめなさい。親が泣くぞ。』
と送ったら、そこから返事がなくなりました。

 

今世界で猛威を振ってる、振り込め詐欺の国際版です。
振り込んでしまいお金が国外へ出てしまったら、日本の警察ももうどうにもできません。

 

皆さんも、騙されないように充分注意をして下さい。

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