代表のブログ

「夫婦」とは

投稿日:2017年11月06日

昨日は休日だったのですが、HP経由でお問合わせが入ったので対応させて頂きました。

色々と考えさせられる問題だったので、投稿させていただきます。

 

30代後半の主婦、2人の小学生のお子様をお持ちの結婚9年目の方からの「特別旦那に浮気、暴力(言葉の暴力も含め) 等の問題はないが、愛情がなくなったので離婚したい」というご相談でした。
そこに事件性は見られないので「介入すべきではないかな」とも思いましたが、「一緒にいるのが辛い」「精神的に無理」「家出したい」という言葉があったので、私なりの意見を真摯に述べさせていただきました。

 

あくまでも、浮気や暴力等がない事を前提にしたお話しです。
恐らくですが、 程度の差はあれど多くの方が抱えている問題であり、 一番難しい問題でもあると思います。
実際、知り合った時や付き合い始めた時や結婚した時の気持ちのまま10年20年続いているご夫婦は稀だと思います。
しかし反面、恋人同士の時ようなドキドキ感はなくなってしまったとしても、その分「信頼」は大きくなっているケースの方が多いのではないでしょうか。
あくまでも可能性の問題ですが、もし離婚をすれば、少なくても子供は今より不幸になる可能性が高いですよね。
だからと言って、子供の為に自分を殺し我慢し続ければいいのかと言われると、それも違うような気がします。
極端な話、 究極の選択とも言えます。

 

できる事であれば、本来夫婦は一生連れ添うのが理想だとは思いますが、もし精神的な「限界」 が来てしまったら、離婚するしか道はないのではないかと思います。
子供には一時可愛そうな思いをさせる事にはなりますが、継母・継父と上手くやって幸せに暮らしている子供たちを何人も知っていますし、母子家庭であっても幸せに暮らしている母子も知っています。
離婚をしたとしても子供たちが必ず不幸になるとは限りません。
しかし一方で、愛想はとうに尽きているのに、 子供たちのために我慢をして結婚生活を続けてらっしゃる方が少なからずいるのも現実です。

 

何だかどっちつかずの文章になってしまいましたが、非常に難しい問題です。
他人がどうのこうの言う問題でもないような気もします。
最終的には
「奥様の別れたい気持ちや覚悟の強さ、 離婚後の生活基盤の見通し、親や親せき等援助者の有無、 子供たちの精神的なケアの部分、 その辺を秤にかけてトータルで考えて決断される事をお勧め致します。」
としか言えませんでした。

 

なんとも言えない虚無感・無力感を感じた案件でした。

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