ストーカーについて

「〝差し押さえ〟に伴う 車の駐車場所の特定」

昨日は 弁護士先生からのご依頼で、「差し押さえ」に伴う〝車の駐車場所の特定〟調査を行って参りました。

※債務者が 資産価値のある車を所有している事を知っていても、その車がどこに置かれているのか分からない場合は「差押え」ができません。
自宅の敷地内に駐車してあればすぐに分かりますが、他の駐車場などに駐車している場合は、その場所を特定する必要があります。

「自動車登録事項証明」に記載された〝使用の本拠の位置〟は把握しており、他社の調査員が現場に赴いた時 その目の前を対象車両が通過したという事ですので、その近隣に駐車している可能性が高いと思われました。

ただし 4,000万円は下らない〝通常は運転手をつける車〟である事から、運転手が車を管理している可能性もあり、平置きの屋根なし駐車場に停めているとは考えづらい車種なので、それなりに困難な調査になる事が予想されました。


車的にも 夜な夜な銀座 赤坂 六本木あたりで遅くまでお酒を飲んでいる可能性もあると考えて、深夜0時過ぎから調査を開始しました。

現場で調査を始めると、想定以上に〝地下駐車場〟や〝シャッター付き駐車場〟が多く、調査予定の範囲を大幅に広げて調査をしましたが、なかなか見つける事ができません。

万が一があるので 念のため、アプリで確認しながら、その地域に無数にあるコインパーキングも 全て確認をしました。


入れる駐車場がある度にその中に入り、物色するかのように車を見ていたので、犬の散歩をしていた人に不審がられ、途中から犬を抱いて 私の跡をつけ始めました💧
(夜中の2時3時でも、犬の散歩をしていてるのが普通の地域です)

何一つ悪い事はしていないので しばらく放っておきましたが、110番されても面倒なので、逆に思い切って 身分を明かしてその車の事を聞いてみる事にしました。

すると 車泥棒ではない事に安心したのか、日頃からその車の持ち主の事をよく思っていなかったからなのか
「知ってます、知ってます。
いつも停まっているところも知っています。
よかったら その場所まで案内しますよ。」
と、とても協力的に対応してくれました。

案内してもらった場所は
〝シャッター付きの地下駐車場があるマンションの マンション前スペース〟
で、そこに午前10時から12時くらいの間に よくその車が停まっているという事でしたが、そこは明らかに〝一時的に停めている場所〟なので、本来の駐車場の場所までは分からないとの事でした。

※最悪は、この〝マンション前スペース〟で強制執行を掛けられるので、この情報を得られた事は大きいです。

そのマンションの〝シャッター付き地下駐車場〟が怪しい事は明らかですが、残念ながら 違法行為となるので侵入して確認する事はできません。

最初から
「場所が場所ですし 車が車ですので、一発で判明させる事ができるかどうかは分かりません」
とお伝えしていたのですが、次は 午前中からその場所で張り込んで調査する形になると思います。


他社では絶対にあり得ない 格安料金で対応させていただいたのですが、汗でビショビショの 足が棒になりましたし、調査が終わった時は すっかり明るくなっていました。

家に着いたのは朝5時半を過ぎていましたが、それからご依頼者様に調査結果の詳細をご報告し、溜まっていたご相談・お問合せに対応し、そのまま通常業務に突入し 午後法務局周りなどをして、やっと全ての業務を終えてホッと一息つけたのは 夜の11時を回っていたと思います💧

 

 

 

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