ストーカーについて
弊社の肩書は「トラブルコンサルタント」と「証拠調査士」でございます。
主業務は「トラブルコンサルタント」となり、それに付随する「調査」が必要になる事が頻繁にあるため「探偵業」の許認可も取ってやらせていただいております。
当然「調査のみ」にも対応しており、浮気調査などのご依頼も多数頂戴しております。
先日「金銭トラブル」をご依頼いただいているお客様に、「実は別件で調査を依頼した探偵社に着手金として100万円取られた」
というご相談をいただきました。
お話を聞くと、それはまあつまらない調査で、それへの着手金が100万円とは驚くべきドンブリ勘定です。
しかもそれはあくまでも「着手金」ですので、これから更に100〜200万円の費用が掛かるというお話でした。
弊社であれば、総額で10万円かそこらです。
お客様に「どうされたいのでしょうか?」とお尋ねしたら「解約して返金してもらいたい」との事でしたので、まだ着手前だったため「解約・返金」の交渉をしてもらいました。
結果、手数料で3万円取られるのは致し方ないとしても、返金が二ヶ月先になるという驚くべき回答が返ってきたそうです。
そんな事はあり得ないので、弊社が無料でお手伝いをさせていただき、その結果本日無事に全額返金されたそうです。
実はこの探偵社、自社で探偵学校も経営し、大々的に広告を出している名の通った会社です。
ホームページも錚々たるメンバーの芸能人・有名人が登場する、それはそれは立派なものです。
お客様が信じ込んでしまうのも無理はありません。
また以前「高額な調査料金を取られたけど、ほとんど調査をしていない」というご相談をいただいた探偵業者などは、返金請求をした途端に事務所を畳んでどこかに雲隠れしてしまいました。
これには驚きましたが、誰もが知る港区の超一等地に事務所を構えていたにも関わらずです。
または先日、また別の大手探偵社の「調査報告書」を見る機会があったのですが、見た目としてはそれは立派なものでした。
あの報告書を見れば一般の方は「しっかり調査してくれたんだな」と思うと思います。
しかし内容は取り立てて特別なものではなく、製本技術や「見せ方」が上手いだけのものであり、それだけの料金を取っていればいくらでも製本にお金が掛けられる事でしょう。
実はこの業界には「相場」というものはなく、どれだけ高額であろうとも業者が提示した金額を依頼者が飲めば契約が成立します。
「適正価格」というものがないため「ボッタくる」「ボッタくられた」という言葉自体に意味がなく、多くの業者はお客様の懐具合、または継続性や発展性を探って料金を提示する傾向があります。
ホストクラブの料金システムのようなものでしょう。
特に大手探偵社のHPに、ハッキリとした料金の提示がないのはこのためです。
(料金の提示があったとしても、何だかんだと追加があり結果高額になる場合もございますのでお気を付け下さい)
2007年に「探偵業法」が施行されても尚、こういう業者がさも最優良企業みたいな顔をして堂々と営業をしているので、まだまだ「探偵」が信用されず「やたらと料金が高い」「怪しい」という固定観念が拭い去れないのでしょう。
『それでは、どのような探偵社に依頼をすればいいのか?』
一般の方が判断をするのはなかなか難しいと思います。
なので、お金に全く糸目をつけず「安心をお金で買う」という意味においては、大手であれば「調査的には」そこそこ信用できるでしょう。
しかし大手であれば大手になるほど、広告宣伝費(これは物凄い金額になります)、人件費、事務所維持費、フランチャイズ加盟料などの経費が掛かっており、それを調査料金に上乗せしないと経営が成り立たちません。
当然の事ながら、調査料金はとても高額になります。
小さなところでも大手と同等またはそれ以上のスキルがあり、より親身に、1/2、1/3、1/5、案件によっては1/10の料金でやってくれるところもあります。
探偵社・興信所の類の業者は「スキル」も「料金」も「親切度合い」も天と地ほどの開きがあります。
「片方では100万と言われたが、片方では10万円と言われた」なんて話もザラです。
かと言って安ければいいというものでもなく、料金だけもらってロクな調査をしないようなところもあるのも事実です。
悪い事は言いません。
調査を依頼する際は、慎重に慎重を期して業者選びをして下さい。