ストーカーについて

「ホストの自宅の特定 / オートロック式のマンションの部屋番号の特定 」

5日分ですので、かなり長くなります。


21日(木)から昨日まで、弊社調査員と共に
「ホストにハマっている妹さんを助け出したいから、そのホストの調査をしてほしい」
というご依頼で、大阪のミナミの方へ行っておりました。


その妹さんは 自らの意思で(精神を患ってはおられますが)そのホストにハマっているので、違法行為も不法行為も認められない現状では、(通常は)妹さん自身を説得しない限りどうにもなりません。


しかし そのホストには〝大きな弱み〟がある事は分かっているので、それさえ掴めれば とても大きな交渉材料になると思われますが、それにはまず そのホストの〝現住所〟を判明させなければなりません。

【一日目】
初日なので、念のためまずは 勤務先ホストクラブへの「出勤」を確認。

深夜3時過ぎに店を上がり、近くの大通りでタクシーに飛び乗ったので、即バイクで尾行をしてマンションを特定。
その後〝ある技〟を使って、オートロックのマンションの部屋番号の特定にも成功。
いきなり終了かと思っていたところ、その後
「恐らくここは、何人もいる〝泊まりに行く女〟の部屋」
である可能性が高い事が判明。


【二日目】
店に出勤前に一度着替えに自宅に帰るだろうと予想し、ご依頼者様から指定された16時から、そのマンションで張り込み開始。
その結果 その時間からはホストクラブの営業開始時間まで出て来ず。

夜12時からホストクラブでの張り込み開始。
深夜2時ころ お客さん(女性)を伴って店から出て来て、喫茶店で話し込む。
約1時間後に喫茶店から出て来て、目の前で女性をタクシーに乗せ別れる。
スマホでやり取りをしながら しばらく行ったり来たりして、結局また同じ喫茶店に戻って来る。
店の前で30分ほどスマホをいじっていて、喫茶店の裏手でまた別の女性と合流し、寿司屋に入る。
1時間強で出てきて 二人で大通り方面へ向かい、大通りに出た瞬間にタクシーに飛び乗る。
週末で人がごった返す 大阪一の繁華街のド真ん中を、バイクを押しながら尾行をしていた私が 即バイクで尾行をしたところ、また前日と同じマンションに入って行く。
(二人でそのマンションに入っていくところの映像はご提示済み)

その後ホテルに戻って ご依頼者様にご報告、それからお打ち合わせをして、その日は昼12時から そのマンションでの張り込みをご依頼(その時点で朝6時過ぎ)


【三日目】
ご依頼通り、昼の12時からマンションでの張り込みを開始。
15時前に 前日と同じ服装で二人で出て来て、徒歩で梅田に向かい、地下街の飲食店で食事。
その後 梅田駅の改札で別れ、対象は電車で難波に移動。
難波からしばらく歩いたところの大型マンションに入っていく。
(時間帯を考えると、ここが〝自宅〟である可能性は極めて高いと思われる)
同じくオートロックではあったが、部屋番号の特定には至らず。
そのままそのマンションで張り込み、出勤時に部屋番号の特定を試みるも、あまりにもそのマンションの〝条件〟が悪く失敗。


ターゲットを〝そのマンションの部屋番号を割る〟事に絞り、深夜1時からホストクラブの退勤時を狙って張り込みを開始。
もしまた別のマンションに泊まったとしても、それはそれで仕方がない事でもあり、もうそこを確認する事に意味はないと判断。
その結果、結局その日はそのマンションには帰宅せず。


【四日目】
夕方4時からそのマンションでの張り込みを開始。
〝帰宅時〟と〝出勤時〟両方のチャンスを狙うが、〝13階以上(15階建)〟である事は特定できたものの、部屋番号の特定には至らず。


深夜1時よりふたたび調査開始。
二つの〝調査手法〝を用いて臨んだところ、その片方がドンピシャでハマり、見事 部屋番号の特定に成功。

【五日目】
そのマンションは 一部そのホストクラブの〝寮〟になっていたため、同じ部屋にまた別の男が入って行ったり、一つの部屋から〝男二名女一名〟とかで出てくるパターンを もう何度も確認していたので、この日は一応の〝確認作業〟をし、決定的なものの画像が撮れたので全ての調査が終了。



調査開始前に私が指摘していた通り
「ホストは自宅に帰るとは限らない」
が〝連日〟続くという「住所を割る」には この上なく厳しい状況でしたが、執念で判明させる事に成功致しました。


オートロック式のマンションの部屋番号を割るには、いくつかの方法(少なくとも5つ)があるのですが、何せ「全150戸」あるマンションでしたので、それをフルに駆使して やっとの思いで判明させられた形になります。


※何が〝決定打〟になったのかは、添付画像の中にヒントがありますが、高所恐怖症と戦いながら 望遠鏡を駆使しつつ、スパイ映画さながらの緊張感でした。

調査開始の二日前に
「調査開始日を二日間ずらして下さい」
と頼まれたり、現地入りしてから ご依頼様のミスで その妹さんに携帯を見られて
「〝探偵〟というワードを見られたので、そのホストに調査が筒抜けかもしれません」
と伝えられたり、部屋番号の特定まで あともう一歩のところで
「調査を〝妹を探す事〟に切り替えて下さい」
と言われたり、調査開始の30分前に
「調査開始を2時間ずらして下さい」
と言われたりで、本調査は 非常にご依頼者様に振り回されたものとなりました。


決定的だったのが、現地入りしてから
「このホストは、毎日毎日女の家を泊まり歩いていて、ほとんど自分の家には帰らない。
一日のうちに複数の〝女の家〟に行く事もある」
という事を伝えられ、一瞬 調査員と共に呆然としましたが、臨機応変に対応し 見事にミッションを成し遂げて参りました。


警戒心を持たれている中で 尾行成功確率100%となり、実質的に ニか所のオートロック式マンションの部屋番号を割った事になりますが
⚫︎現地入りをしてから コロコロと意見を変える。
⚫︎現場入りをしてから 調査の成否に関わる〝重要な事実〟を告げられる。
⚫︎現場入りをしてから〝厳しい条件〟を伝えられる。
〝故意〟であるかどうかに関わらず、これらのものが 一番困る事になります。


調査とは〝無理をしてナンボ〟の世界でもあります。
〝どこまでの無理をするか〟は その調査員のモチベーションによるところが大きくなり、そのままその調査員のモチベーションが〝調査結果〟に色濃く反映される場合があります。

このような事は〝調査員のモチベーションの低下〟にも繋がりますので、決してお勧め致しません。



判明させたマンションが〝自宅〟である事は間違いありませんが、そこに住民票を置いているかどうかはまた別問題(全くもって本人次第)となりますので、更に〝そこの部分〟の調査をする必要があります。

調査三日目に、ご依頼者様から
「妹さんが そのホストに〝部屋を借りてやる〟とそそのかされて家出をした」
とのご連絡をいただき、その〝借りた部屋〟も割って欲しいとのご依頼をいただきましたので、近日中にまた大阪へ戻る事になると思います。


妹さんご本人は
「元々の精神疾患に加えて、完全にそのホストにイカれてしまっている」
ため全く判断能力がないようですので、風俗に沈められる前に(もう既にその話が出ている)または〝最悪の結果〟になる前に 対処をする必要があると思います。



前述の諸々の悪条件に加え、今回の調査では バケツをひっくり返したような豪雨の中での張り込み、うだるような灼熱の太陽の下での8時間に及ぶ張り込みもあり、本当に体力的にキツイものでした。
(お客様に気を遣わせていただいて、敢えてレンタカーは借りませんでした)


滞在中ずっと「一日に2回出動」(一番長い日で合計14時間)で、その合間が「4時間・6時間」(その間に 本件ご依頼者様とのお打ち合わせ、山のように溜まっていた別件への対応もあり)とかの超ハードスケジュールでした。


「現場→ホテルの目の前のコンビニ→ホテルで寝るだけ」
の続く激務でしたので、最終日の空き時間に 非常によく頑張ってくれた調査員に「鶴橋の焼肉」と「新今宮のホルモン」と「新世界の串カツ」を、これでもかと たらふく食べさせてあげました。


そのキツさと共に、見事にハマった〝ミラクル〟もありましたので、達成感に満たされた 記憶に残る調査となりました。



※全ての投稿において、これらの〝実例〟は必ずご依頼者様もご覧になられますので、嘘偽りは一切書いておりません。


この〝難易度〟の調査を、たったの二名の調査員で、4日間(5日目は〝確認作業〟のみ)でこの低料金で結果を出す探偵社は、他にはないと断言できると思います。
(弊社の〝調査業務〟は 成功報酬も頂戴致しません)

 

 

 

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