ストーカーについて

「ホストに騙された / ホストに返金請求できるかどうかのポイント」

弊社には 非常に多くの「ホストに騙された」という類のご相談をいただきます。

 

「騙された」という事ですが、そもそもホストクラブなるものは〝疑似恋愛〟を楽しむところであって、言ってみれば彼らは「騙すのが商売」みたいなところもあると思います。
その〝経緯〟にもよりますが、その気になり 熱くなった方にも責任がないとは言い切れません。

 

逆に キャバ嬢や風俗嬢に入れ上げて、お金を騙し取られ(使わされ)被害を訴える男性もとても多いです。

 

しかし 基本は〝疑似恋愛〟の場でありますし、被害者にもそれなりの〝下心〟があるわけで、だかこそ 警察もなかなか動いてくれないのです。
(警察は 意外とそういうところを重視します)

 

 

ホストとの金銭トラブルは、まずそれが『詐欺に該当するのか否か』次に『金銭貸借にあたるのかどうか?』という事がポイントになってきます。

 

彼らには「業界の先人の知恵」がありますので、その両方に引っ掛からないよう、その証拠を残さないよう 巧妙に立ち振舞います。

 

通常の相手であれば、連絡が取れる状況であるか もしくは相手の居所を判明させて接触する事ができれば、事後であっても 頭を使って戦略的に事を運べば、それらの証拠が取れる可能性は充分あります。

 

しかし彼らは〝それを専門〟にしているようなところもあるので、その辺に対するガードも固く、相当難易度が高くなります。

 

 

ホストとの金銭トラブルには、大きく分けて三つのパターンがあります。

 

◾️甘言に乗せられて お店でお金を使わされるパターン
「お前と一緒になるために、今月ナンバーワンを取らないとならない。俺たちの将来のためにも協力してくれ」
などの言葉を真に受けて、散々お店でお金を使わされた挙句に その後冷たくされるパターンです。

 

「騙された」というお気持ちはよく分かりますが、実際に飲み食いして楽しんだ以上 ほぼどうにもなりません。

 

◾️お店でお金を使わせるだけでは飽き足らず、現金まで引っ張るパターン
これは稼ぎの悪い三流ホストがやるのでしょうが「俺への愛を形にして見せてくれ」などと薄っぺらい事を言って お金を借りようとします。

 

その際も 証拠が残らないよう巧妙に行うのですが「借用の証拠の有無」この一点に尽きます。

 

◾️調子のいい事を言って売掛(ツケ)で飲ませ、その後物凄い勢いで取り立てられるパターン
「ツケでも全然大丈夫だから。支払いは慌てなくても大丈夫だから。」
などと上手いこと言って 散々お店でお金を使わせて「もうそろそろ限界だな」と思った瞬間に豹変し、暴力団顔負けの取り立てをされるパターンです。

 

その手口によっては 脅迫罪、恐喝罪、または住居侵入罪などの刑事罰の対象になり得ますし、それらの行為に対する損害賠償と売掛金をある程度「相殺」できる可能性もあります。

 

因みに ホストクラブでの売り掛け(ツケ)は、基本的に担当の〝ホスト個人〟に対する売掛となります。
つい10日ほど前、ホスト個人にキチンと売掛を払ったのに、店側から
「そのホストが飛んだ(いなくなって連絡がつかない)から こちらは受け取ってない。キッチリ払ってくれ。」
などとミエミエの猿芝居(または とんでもない言いがかり)を受けているケースがありましたが、そんなものは瞬殺です。

 

 

ホストは 個人的にお金のやり取りをする際〝証拠に残さないように〟LINEやメールなど「文章に残る形」では行わず、直接電話か直接会ってやり取りをしようとします。

 

できる限り文章に残る形でやり取りをするよう 上手にいざなう必要がありますが、どうしても電話でなければ応じてもらえない場合は、そのやり取りを録音する事を強くお勧め致します。

 

詐欺でも金銭貸借でも全く証拠が残っておらず、相手が完全に逃げた(開き直った)ような状況になってから ご相談をいただくケースが非常に多くなっています。
しかし 彼らの特性からして、その状況ではもうほぼ打つ手はありません。

 

その前の段階の
「あれ?これはもしかしたら騙されるのかも?」
と思った時点、または ホストが
「まだ あなたからお金を引っ張る気持ちがあり〝猫なで声〟を出している」
時点でご相談をいただければ、いくらでも対処法があると思います。

 

 

※ 全てのホストが そういう人たちばかりだという事ではありません。
少なからず そういうホストもいるというお話です。

 

 

 

ストーカーについての一覧に戻る
ページ先頭へ戻る