ストーカーについて
弊社ではよく
「夫(妻)が浮気をしている事の証拠はあるので、慰謝料を請求したいのですが」
というようなお問合せを頂戴致します。
しかし 証拠の内容(その根拠)をお伺いすると、そのほとんどのものが 証拠となり得ないものであったりします。
法的に有効な「不貞行為(浮気)の証拠」とは、一般的には
◾️ラブホテルなどへの「〝入り〟と〝出〟」の画像なり映像
◾️不貞の現場が どちらかの自宅であった場合は、三回分ほどの「〝入り〟と〝出〟」の画像なり映像
◾️明らかに肉体関係があった事が伺える、メールなりLINEのやり取り
などです。
あと よくあるのが「配偶者の自白」です。
配偶者の自白の場合、自白をした証拠があり 配偶者が前言を翻さなければ、対配偶者的には責任を追及できると思います。
しかし ここで問題になるのが「配偶者の浮気相手にも責任を追及できるか?」という事なのですが、それには配偶者の〝全面協力〟が不可欠となります。
配偶者が 明らかにその相手と肉体関係があった事が認められる メールやLINEなどを提示してくれれば、浮気相手にも責任を追及できると思います。
しかし 配偶者がそこまでの協力を拒んだ場合は、片方の自白のみで 相手の責任を追及するのは難しいと思います。
(他にもまだいくつか〝方法〟はあるのですが、かなり頭を使わなければなりません)
ちょうど今、自分の夫が女性と一緒に車に乗っているのを見ただけで、その女性にガンガン慰謝料を請求しているという案件を扱っているのですが(慰謝料を請求されている側の方からのご依頼です)そんなものがまかり通るわけがないので、まず間違いなく瞬殺となると思います。
(現在 相手方の反応待ちです)
確かに〝女性の勘〟とは鋭いものですし、お気持ちも充分理解はできますが、何を求めるにせよ 何をするにせよ「法的に有効な証拠」がなければ どうにもこうにもならないという事を、よく覚えておいて下さい。
因みに、添付画像は 弊社で取得した〝不貞行為の証拠〟です。
部屋を選んでいるところ→お金を払ってキーを受け取るところ→エレベーターに乗るところ→エレベーターに乗ったところ→ホテルから出てきたところ
です。
まるで ヤラセのようなクオリティの画像ですが、女性調査員と〝カップルのフリ〟をしてラブホテルに入る事によって、このような証拠画像を取得する事も可能です。
次回は
「証拠を取ったあと、何を求めるのか?何ができるのか?」
という部分を ご説明させていただきます。