カウンセリング
まず、弁護士を介入させて「自己破産の手続き」を開始したとしても、免責が認められるとは限らないという事を前提に お話をさせていただきます。
通常は、債務者が弁護士に依頼して「破産の手続き」を開始した時点で〝債務者への直接請求〟ができなくなりますし、その後に「免責許可決定」がおりた場合は、その債権は諦めなければならなくなります。
ところが
「とりあえず 債権者からの〝取り立て〟を止める」
事を目的に〝自己破産をする〟と伝えて、実際には破産手続きを開始しないパターンを 結構な数見て来ました。
あと多いのが、実際に弁護士を介入させて手続きを開始し、債権者が「受任通知」と「債権調査票」を受け取った時点で、ほとんどが回収を諦めてしまうため
「とりあえず〝取り立て〟から逃れたい」
債務者は、その時点で ほぼ目的が達成される事になるわけです。
そのため、その後 実際には破産の手続きを進めないようなパターンがあり、介入した弁護士さえも その後その依頼者と連絡が取れなくなってしまうようなパターンも 幾度となく見て来ました。
いよいよデタラメな人間 ズル賢い人間は、このように
〝弁護士さえも騙して 上手に利用する〟
ような事も平気でやるわけですが、いよいよ弁護士も見放して 各債権者に「辞任通知」を出す頃には、もう既に当人はどこかに雲隠れしており また〝その人物を探す〟作業から始めなければならないような事になるわけです。
※実際に 本気で〝破産の手続き〟を始めた場合でも
「免責許可が下りなければいい」
わけですが、それを〝アシストする手法〟がないわけではありません。
因みに、これと似たような手法に
「生活保護を受給するから」
攻撃があります。
建前上 一応
「生活保護費は 借金の返済に充ててはならない」
という決まりがあるので、それをズル賢く利用しようというわけなのですが、それにも〝対抗策〟がないわけではありません。
※注
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このように 散々人に迷惑を掛けた末に、または デタラメの限りを尽くした末に、ビックリ仰天するほどの変わり身の早さで〝社会的弱者〟または〝被害者〟を装って、全くもって自業自得である 現在の状況から抜け出そうとする○ズが少なくありません。
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(近日中に その代表例の第二弾を投稿します)
このように〝システム〟そのものや〝弁護士〟や〝自己破産〟などを「ズル賢く利用する」時点で「人間的にかなり難しい相手」だという事にはなりますが
(ほぼ詐欺師である事が確定するため)
その一方で
「自己破産(任意整理・債務整理)をすると言っている」
からといって、または
「自己破産(任意整理・債務整理)をするために弁護士に依頼した」
からといって、まだ諦めるのは早いという事にもなると思います。
※その先の人生の事など全く考えていないような人の中には、実際に2、300万で自己破産をする人もいます。
それも〝権利〟ですので 本人の自由ではあるのですが、個人的には これほど愚かな事はないと思います。