カウンセリング
弊社でご相談をいただく中で、あまりにもご自身の落ち度が大きいのに、チャチャッと簡単に解決できると思っているような方がおられます。
つい最近 実際にあった話ですが
「キチンと住所氏名の確認すらもしていない、歌舞伎町で◯ャッチをやっているような相手に、500万円以上貸している」
というご相談がありました。
「住所氏名も確認していない相手にお金を貸す」
事自体が 普通の人ではあり得ない大失敗なのですが、その上に
「キャッ◯にお金を貸す」
という〝貸す相手を間違える〟大きな判断ミスをしていて、更にその上に
「500万円以上貸している」
という、致命的なミスを犯している状況です。
私に言わせれば
「もはや〝あげた〟のと一緒」
とも言える行為であり、ここまでくると 弁護士も依頼を断るレベルの内容となるので、通常は 勝負をする土俵にすら立てずに 諦めざるを得なくなると思います。
(仮に 現住所を判明させて、弁護士から請求をしてもらったとしても、普通に無視をされると思います)
そのような状況であるのに
「私はお金を貸した側なんだから、何をどう考えても悪いのは相手であり、私は何も悪くない。」
というような事を 言いたげな方もいるのですが 〝誰が悪いか〟の問題ではなく〝ご自身の落ち度の大きさ〟が問題であり〝回収難易度の高さ〟が問題なわけです。
例えば、ロサンゼルスのダウンタウンで ブランドバッグを持った日本人が真夜中に一人で歩いていて、強盗に遭い
「私は一方的な被害者なんだから、何をどう考えても悪いのは相手であり、私は何も悪くない。」
と言っている事と同じようなものだと思いますが、常識をわきまえている人から見たら
「いや、誰が悪いのかの問題ではなく、そうなるのは当然の結果だし、完全な自業自得だよね」
という話になると思います。
「人から借りたお金を返さない」事が〝違法行為〟でも〝不法行為〟でもない以上、基本的に〝差押え〟できるものの何もない人に開き直られたら お手上げとなります。
その上 現在も◯ャッチをやっているという事は、現状では この先も真っ当に生きる気がないと考えるのが妥当だと思います。
「現在も真っ当に生きておらず この先も真っ当に生きる気のない人間から 500万円以上の大金を取り返す」
のは 皆さんが想像している以上に大変な作業になるのですが、当然の事ながら
「やらなければならない事」
「試してみるべき事」
も増えてきますので、それに伴って 手間暇やお金も掛かるという事になります。
自らが とてつもなく大きなミスを犯していて、そのミスを帳消しにしようとしているわけですから、多少の痛みを伴うのは仕方のない事だと思いますが、それさえも煩わしいと考えるのであれば、最初から諦めた方が早いという事になってしまいます。
全ての「対人トラブル」(個人間トラブル・男女トラブル・金銭トラブル等)に共通して言える事として
『ご自身の落ち度の大きさと、そのトラブルを解決させるために要する労力は、ほぼ比例する』
と思っておいて、まず間違いはないと思います。
金銭貸借一つを例にしても、適切な人に 適切な手順で 適切な金額を貸す分には、労力はほぼゼロで 自動的に回収できるという事になりますが、ご自身の落ち度が大きければ大きいほど、当たり前のように 頭を使う必要性が出てくる 手数や工数が掛かる お金が掛かるという事になります。
※本投稿のような状況の場合は、もはや
「相手の〝弱み〟を握れるかどうか」
この一点の勝負になってくると思いますし、実際にこのレベルの人は その点にしか〝反応〟をしないと思います。
色々と調査をして確認をする必要性が出てくると思いますが、このようなほぼ絶望的なケースでも お力になって差し上げられる可能性はございますし、事実として これよりも厳しい内容のトラブルも何度も解決にお導きさせていただいております。